キンギョヘルペスウイルス病のワクチン作製技術を確立しました。 この技術を基に、キンギョヘルペスウイルス病のワクチン実用化に向けた研究が加速します。 キンギョ養殖業に大きな被害をもたらすキンギョのヘルペスウイルス性造血器壊死症(以下キンギョヘルペスウイルス病と略する)は、平成4年に日本で初めて確認され、その後世界各国からもその被害が報告されています。この病気は、体長3~4cmから商品サイズまでのキンギョがかかり、死亡率が80~100%になる場合も少なくないため、キンギョ養殖業界からは、1日も早い防除対策の要望が強く寄せられていました。 (独)水産総合研究センター増養殖研究所は、キンギョヘルペスウイルス病対策の研究を進め、世界で初めて、これまで困難であった本ウイルスを安定的に継続的して培養することに成功し、その培養ウイルスを用いてワクチンの実用化につながる成果を得ました。今後はこの成果を基に、