205系電車(205けいでんしゃ)は、1985年(昭和60年)に登場した直流通勤形電車である。当初は日本国有鉄道(国鉄)が、国鉄分割民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)、西日本旅客鉄道(JR西日本)により設計・製造された。 本項では、インドネシアのPT Kereta Commuter Indonesia に譲渡されて使用されている車両についても記述する。 103系・201系に代わる省エネルギー通勤形電車として、国鉄末期の1985年に登場し、国鉄分割民営化後もJR東日本とJR西日本が増備を続け、合計1,461両が製造された。 次期近郊形車両(211系)用として開発していた[3]界磁添加励磁制御方式を本格的に採用し、新開発の軽量ボルスタレス台車や軽量ステンレス構造、電気指令式ブレーキを国鉄車両として初めて採用した。本形式で導入された新機軸は、国鉄末期からJR初期に登場した新型車両にも多数採用