データマイニングだけでなく、仮説検証にも活用したい 前回の記事で紹介したように、2014年10月にギックスの分析体系を更新しました。その更新に伴い、弊社の分析業務を棚卸しすると同時に、様々な文献をあたり、また専門家と議論しながら改めて分析業務の統計的な意味合いや言葉の定義を再考しました。この連載では、分析体系の更新過程で考慮したことの中で、皆様にお伝えし役立てていただきたい内容をピックアップして紹介していきます。今回、次回と2回に渡って、ギックスの分析体系の中で横軸に取られている分析プロセスについて、データマイニングの標準プロセスであるCRISP-DMと比較しながら考察します。(ビッグデータ分析体系2.0の図では以下の赤枠の線にあたる部分です) CRISP-DMとの相違点① 集計による関係性の把握 ギックスの分析体系の分析プロセスは、1年前に書いたこちらの記事でも紹介した通り、CRISP-