グルジアの首都トビリシ(Tbilisi)でロシア軍の攻撃により破壊されたグルジア軍の無線塔(2008年8月11日撮影)。(c)AFP/NIKOLAI SERGEEV 【8月11日 AFP】グルジアからの分離独立を求める南オセチア(South Ossetia)自治州をめぐるグルジアとロシアの軍事衝突について、調停に乗り出した欧州連合(EU)が示した和平案をグルジア側が受け入れた。緊急会談のためモスクワ(Moscow)に向かったEU議長国フランスのベルナール・クシュネル(Bernard Kouchner)外相が11日、明らかにした。 クシュネル外相は10日夜、即時停戦を求めるEU案を携えてグルジアを訪問、ミハイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)大統領と会談した。EU案はさらにグルジア・ロシア両軍に対し統制された撤退を求めた上で、最終的には政治的対話を呼び掛けている。また