1月31日、JPモルガン・チェース銀行の佐々木融・市場調査本部長は、安保面で米国の庇護下にある日本はトランプ政権に経済問題でたたかれやすく、実際、中国のスケープゴートとなる恐れがあると指摘。提供写真(2017年 ロイター) [東京 31日] - 先週、出張で米国の東・西海岸それぞれ2都市を訪問した。1週間4都市を訪問した程度で分かるようなものではないだろうが、筆者なりにトランプ政権下の米国で何が起きているのか、日本はどう対処すべきなのか、感じたことを記したい。 一言で言えば、米国は大騒ぎになっている。ニュース番組はいつ何を見ても、ドナルド・トランプ米大統領の話題一色だ。局によって内容が相対的に好意的か批判的かの違いはあるが、新大統領に関する話題ばかりを追っている。