赤い万両つやつやと光に映えて。 本日はついに大晦日。 ねこ森町では猫たちがおおわらわ。 行く年を送り、来る年を迎える宴の真っ最中です。 ねこ神社に集合して、今年の歳神様にお礼の一献。 ささ召し上がれ。 振り返ってみれば、いろいろなことがありました。 つらいこともあったけど、良いこともありました。 見守ってくださってありがとうの感謝を捧げます。 ささ、一献召し上がれ。 みんなで騒いで日が暮れて。 紺青の空に星がちかちか瞬くと、 地上ではかがり火が焚かれます。 炎は赤々、薪はパチパチ。 火の粉が天に舞い上がります。 騒ぎに騒ぎ。 そろそろ子の刻になろうかというころ。 鐘楼から鐘の音がひとつ。 コーン。 歳神様がゆっくりと立ち上がります。 お役目がおわり、ねこ森町を去る時が来ました。 先導役は干支のうさぎ。 ねこ森町ではうさぎしっぽのヴォルパーティンガー*が務めます。 しずしずと。 しずしずと。