日本が海外に持つ資産額から、海外が日本に持つ資産額を差し引いた対外純資産は、去年の年末時点で366兆円余りとなり、円安の影響で外貨建ての株式や債券の金額が膨らんだことなどから、前の年より41兆円増えて過去最高を更新しました。 一方、海外の政府や企業などが日本に持つ資産額は578兆4160億円と、前の年より22.6%増えました。 この結果、日本が海外に持つ資産額から海外が日本に持つ資産額を差し引いた対外純資産は366兆8560億円と、前の年より41兆1250億円、率にして12.6%増えて3年連続で過去最高を更新しました。 これは、円安の影響で国内の投資家などがドルなど外貨建てで保有している株式や債券の金額が円に換算して膨らんだことや、海外の企業への買収や投資が増えたことが主な要因です。 日本は平成3年以降、24年連続で対外純資産が世界一となり、2番目に多いとみられる中国の1.7倍で、世界最大