サブカルチャーの祭典・コミックマーケットの準備会が、人気漫画『黒子のバスケ』に関連する同人サークルの参加見合わせを決定した。この異例の緊急告知は『黒子のバスケ』に関連した脅迫に対してのことである。このように、ときおり漫画の世界には2次元と3次元の境界を踏み越えてしまうケースがある。今回はそんな事例を、良い面から悪い面までいろいろ調べてみた。 漫画キャラクターが現実に影響を与えたといえば、忘れてはならないのが名作『あしたのジョー』に登場したライバル・力石徹だ。1970年、無理な減量がたたり試合直後に死亡したエピソードを受け、講談社講堂で彼の葬儀が行なわれた。主催は寺山修司氏で、参加したファンはおよそ800人だったと言われる。本作の大ヒットによって日本でもボクシングが人気となり、さまざまな意味でリアルに影響を与えた漫画といえるだろう。 魅力的なライバルキャラの葬儀といえば、『北斗の拳』のラオウ