「声優」への興味がなくなってしまった。誰々がこのキャラクターの演技をしているとか、その人がどういう私生活を送ってるとか、もう果てしなくどうでもいい。 私は物語をそのまま楽しみたい。 (1)アニメの「舞台裏」を考えること 私はアニメをアニメのまま楽しみたいのだ。 その世界に身をやつしそこに存在する太陽の熱線、そよ風、真っ暗な星空、人々の笑顔だけを感じていたい。そういうのだけを感じて、そういう事だけに思いを馳せていたい。 逆に言えば、その世界の舞台裏である声優の存在など感じたくはないのだ。「声優」という存在を感じ取ってしまうだけで、アニメ世界の強度は低くなってしまう感じさえする。 例えばさ、アニメの第一話でとあるキャラクターが喋ったとするじゃない? 『中二病でも恋がしたい!』だったら、下画像のショートヘアの女の子が登場するのだ。 当然わたしは、その人物を今はじめて知ったわけだから彼女がなにが
▼お知らせ 本作の考察記事を書きましたのでよければどうぞ Charlotte考察―もう僕たちに奇跡は必要ない― ――お知らせおわり―― (姉さんという言葉を使うとき思いだすのはレントンですよね。え違う) 1)シャーロットの不満は何処に Charlotte全話視聴終了後、私はこう思った。 「毎話面白く、退屈せず、映像もアニメーションも高水準なアニメだった。多くの人にオススメできる作品だったと言っていいんじゃないかな。満足満足」 「しかし全力でオススメしたい作品かと言われればそうではないし安易に持ち上げてしまうと良くないかもしれない。読後感はわりとあっさりだったし。あっさりが悪いわけじゃないけど、そうだなここは厳しく『秀作』といった感じか」 そんな想いから夏アニメ総括記事では、「まとまりきった秀作」と評したのだけれど、これは擁護といった意識もなかったし、KEY作品大好きなファン*1ゆえの甘めな
作品と文脈の主従関係が逆転した語り アニメ、漫画、映画、演劇、ノベルゲームといったあらゆる作品*1について語るとき、歴史的観点、時代背景、イデオロギー、作者といった「外在的文脈」を何故あなたは使うのか? ポニョは宮﨑駿が目指した◯◯だったとか、エヴァは当時のアダルトチルドレンについて表されたものだったとか、白い巨塔は封建的な機構と人間関係を描いたと作者解説を読んでなぜそういう物語だと見做すのか。 本歌取り? 外在的文脈を用いて語らないと考察を尽くしていないから?違うでしょ。楽だからだよ。外在的文脈を用いて語るのはインスタントでお気軽でお手軽なものだからだ。 いくつかの同著作品を読めばその作者を含めた語りなんて誰だってできるし、アニメを100本も見れば業界論だって平気な顔で語れるようになれる。内実に全然詳しくないのにね、業界に通じてるわけでもないただの一般人なのにね、でもアニメーターの年収は
以前に*1『キラ☆キラ』という作品をTwitterで語っていました。 鹿之助という主人公の在り方、心に抱えていた問題、薄くも鈍い現実感。きらりという女の子の家庭。不和と懊悩。生きるって? そんな私の呟きにid:DG-Lawさんが返信をします。 どこをどうつっこもうか躊躇していたけれど,『キラ☆キラ』を本気出して考察するなら,どうしてもドストエフスキーは避けて通れないんじゃないかなぁ,とは。— DG-Law (@nix_in_desertis) 2013, 4月 18 @rikabern0519 @fee1109 エアーリプライで書いてますけども,『キラ☆キラ』のきらりルート2は完全に『罪と罰』オマージュなので。鹿君のキャラも『カラマーゾフ』の主人公(三男)が近いですしね。小ネタでもやたらとロシア文学ネタが多いです。— DG-Law (@nix_in_desertis) 2013, 4月 1
ラブライブはつまらないわけじゃないけど、ラブライブの「熱狂的」な盛り上がりには首を傾げてしまう。 この作品ってそんなに面白いっけ? 世間で囃されるくらいに魅力的な物語だっけ? と思ってしまう。 本記事はそんなことを語っていく。 ラブライブが世間で囃される魅力が分からない 私は一期を見終わったときに「よかったー」と思いながら、"でも" 弩級の作品だとか滅茶苦茶面白い作品ではなかったと感じていた。どこにでもあるふつーの作品で、胸がときめくほどに魅力的なキャラがいるわけでもないし、心が揺れ動くほどの展開もなかった。 高坂穂乃果たちが誰もいないステージで「START DASH」を歌い上げた時はいいなって思った。そういう「いいな」って思うところはいっぱいある。ちょこちょこある。積み木のように積もっていくものの、けれども総括として見るとやっぱり "そこまで" ではない。 START:DASH!! アー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く