この記事はClineのcustom instructionsライブラリの中にあるMemory Bankについての考察です。筆者の主観や感想を中心として書かれており、誤った内容が含まれている可能性があることをご承知おきください。 はじめに Clineのcustom instructionsライブラリの中にMemory BankというAIエージェントの「記憶」を管理することを目指したものがある。これは昨今のAIが超えるべき課題を表しているなという風に感じているので思ったことを書いていく。 ざっくりとした前提 Clineとは 先人による説明記事がいっぱいあるのであまり書きませんが、AIエージェントが自律的にコーディング・デバッグ・設計といったタスクをこなしてくれるVSCodeの拡張機能。チャットの中で必要に応じてファイルを更新・コマンドを実行・ブラウザやMCPサーバーにアクセスしアクションを実行

