漫画版『ラブライブ!』の二巻が出ていたので購入したわけなのだが、うーむ。やはり面白いなぁ。 アニメ版の物語は「本当にやりたい事は何か?」で、「廃校」という終わりを意識した上で自分のやりたい事を突き詰めていく物語だったわけなのだが、漫画版はそういう「終わり」というものの描き方が全く違っているように見える。 というのもこの漫画版の面白さとして「廃校に伴う諦観」とそこから来る「閉塞感」というものが描かれ始めているからだ。 アニメ版はそういった閉塞感を感じない作りになっていたのだけれど、漫画版では一巻の段階で「ファーストライブでの失敗」というアイドル的要素を「九人集めないと部活動にならない」とかその辺の「部活物っぽさ」とミックスしているような物語として動かしていた。しかし二巻ではその要素はそのままに、「高坂穂乃果達以外の存在」を描くことで、「廃校の危機」という状況が生み出す「何をやっても廃校になる