学生が、就職活動において乗り越える試練はたくさんある。 自己分析を繰り返しても自分が何者なのか考えてもわからず、面接に落ちても何が良くて何が良くなかったのかたいていはわからない。 そして何とか自分の力で手にした内定。覚悟は、決めた。だが、ここで終わりではない。最後に立ちはだかる就活のラスボスがいる。 そう、親だ。 勝手に内定辞退電話する親 学生や採用担当者と話をしていると、親の愛がねじれてしまっている話をよく聞く。例えば成長著しいベンチャー(既に一部上場)でチャレンジしたい女子学生の父親が、娘の意思を無視して勝手にその会社に内定辞退の連絡をした話を聞いた。その女子学生は失意の中、父親が指定した会社にいくことに。「私のせいで家族が不幸になってはいけないから」と。 父親がベンチャーへの入社に反対した理由は、「その企業をよく知らないから」。自分の勤める会社が最強だと盲信している。 「ベンチャー企