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ブックマーク / courrier.jp (7)

  • イスラエルの起源に迫る─それはロシア・ユダヤ人が作った国だった | 歴史はホロコースト前から始まっていた

    「イスラエル」とはどんな国だろうか。中東でよく戦争をしていて、小国だが強大な軍事力をもっている、と思う人もいるだろう。あるいは、長らく迫害されてきたユダヤ人がナチスによるホロコーストの末、ついに作り上げた国と考える人もいるかもしれない。 迫害されてきたかわいそうなユダヤ人が念願かなって作った国、しかしアラブ人(パレスチナ人)を迫害している攻撃的な国──こういった対極的なイメージは、いかにして生まれてきたのか。 この謎を読み解く『イスラエルの起源 ロシア・ユダヤ人が作った国』(鶴見太郎)の冒頭を抜粋する。

    イスラエルの起源に迫る─それはロシア・ユダヤ人が作った国だった | 歴史はホロコースト前から始まっていた
  • ロシア軍によるウクライナの文化財「略奪」の規模が明らかに | 行方は知れず、戻ってくる保証はない

    紀元前4世紀、スキタイ人の黄金の弓矢ケース。メリトーポリ郷土史博物館に所蔵されていた Photo: VoidWanderer, CC BY-SA 4.0, Wikimedia Commons 「取り返しのつかない災難」 ロシア軍は、占領した地域で、組織的にウクライナ文化遺産を破壊したり「略奪」したりしている。その被害が想像を超えるものであることが明らかになってきた。ウクライナ文化大臣や関係者たちはロシア兵のこの暴虐行為を非難するとともに、さらなる被害の防止に努め、国際社会にも支援を呼びかけている。 ロシアが略奪したり破壊したりしているものは、現在のウクライナという国のアイデンティティと結びつくものだけではなく、現地で発掘された古代の遺物も多いという。 ロシアによって占領されているメリトーポリでは、郷土博物館の職員がロシアによる処罰を恐れて匿名で取材に応じ、1700以上の所蔵品が持ち去ら

    ロシア軍によるウクライナの文化財「略奪」の規模が明らかに | 行方は知れず、戻ってくる保証はない
    hybeyury
    hybeyury 2023/06/23
    文化財掠奪 ロシア
  • “物言う”駐日米国大使ラーム・エマニュエル「私が日本のLGBTQ擁護に積極的な理由」 | 攻撃的な政治家から「鉄オタ」大使へ

    の鉄道を乗り回し、その写真をツイートする米国大使ラーム・エマニュエルは、親しみをこめて「鉄オタ」とまで呼ばれるようになった。だが率直な物言いで知られる彼は、日の同性愛者の権利についても積極的に発言し、批判も浴びている。米紙記者が異色の大使に密着した。 駐日大使は歴史的に「楽な仕事」 4月23日、「東京レインボープライド」のパレードが始まろうとしているのに、先頭を歩くはずの駐日米国大使ラーム・エマニュエルの姿が見えない。どこかの群衆の中に埋もれているのだ。 LGBTQの権利活動家たちは、エマニュエルをまるでセレブのように歓迎している。さらに、先ほどあそこで日の議員と話していたかと思えば、次の瞬間にはまた別の場所で、米国から来日中の議員とおしゃべりしている。 大使として新しく生まれ変わったエマニュエルの外交姿勢を表す言葉が一つあるとすれば、それは「ダイナミック」である。5月19日から広

    “物言う”駐日米国大使ラーム・エマニュエル「私が日本のLGBTQ擁護に積極的な理由」 | 攻撃的な政治家から「鉄オタ」大使へ
    hybeyury
    hybeyury 2023/05/17
  • ピカソの絵画の“市場価値”が下落しはじめている 没後50年で注目されるはずが… | 時代の“再評価”が始まった

    生涯で何人もの女性と関係を持ち、そのスキャンダラスな私生活でも知られる画家パブロ・ピカソ。ジェンダー問題に敏感な現代社会は、この天才をも「再評価」しようとしている。 その破天荒な人柄や女性に対するふるまいが、彼の作品の価格に影響を与えたことはなかった。だが、状況は変わりつつある。スペイン紙「エル・パイス」は、アート情報サイト「Mutualart.com」におけるピカソの作品価格に“疲労感”が見られるとし、彼の歴史のなかで前例がないことだと報じた。 2023年4月までに、オークションに出品されたピカソの作品は1798作ある。そのうちの55.2%に買い手がつき、合計の落札金額は9700万ドル(約130億円)強だった。過去の例を見ると、2022年の落札金額の合計は約5億1100万ドル(約688億円)。2021年は年間で5522作が出品され、73%近い4001作の売買が成立し、落札金額の合計は6億

    ピカソの絵画の“市場価値”が下落しはじめている 没後50年で注目されるはずが… | 時代の“再評価”が始まった
  • なぜナザレのイエスはユダヤ人から「白人」に変貌したのか | #BlackLivesMatterや植民地主義に対する反省で問い直されるキリスト像

    イエス・キリストと聞いたらどんな顔をイメージするだろうか? 頭のなかでちょっとスケッチしてみよう。そしてそのイメージがどこから来ているかも考えてみよう。こうした「表象」の問題が、いま問い直されている。なぜなのか? ルネサンス期のイエス像の変遷を専門とする美術史家が解き明かす。 人種差別の遺産をめぐって反省がなされているいま、イエスが白人のヨーロッパ人男性として描かれてきたことに再び厳しい視線が注がれている。 アメリカでは南部連合にまつわる記念像の撤去が叫ばれたなかで、活動家のショーン・キングはさらに踏み込み、「白人イエス」の壁画や芸術作品も「下ろされる」べきだと主張した。 「白人イエス」の描写と、またそれがいかに白人至上主義の擁護に使われているかを懸念しているのは、キングだけではない。著名な学者たちや、イギリス国教会のカンタベリー大主教も、白人男性イエスという描写の再考を呼びかけている。

    なぜナザレのイエスはユダヤ人から「白人」に変貌したのか | #BlackLivesMatterや植民地主義に対する反省で問い直されるキリスト像
    hybeyury
    hybeyury 2023/03/01
  • 日本にある「キリストの墓」を仏高級紙記者はどう取材したか? | 奇跡か、悪魔の悪だくみか、単なる詐欺か

    新約聖書によれば、ナザレのイエスはエルサレムで十字架にかけられて死に、そこで墓に葬られたが、3日目に復活し、弟子たちの前に姿を現してのち天に昇っていったという。だが、その伝承とい違う「キリストの墓」が、極東アジアの日にある。その謎にせまるべく、仏紙「ル・モンド」東京特派員フィリップ・メスメールが現地を取材した。 国道454号線で青森県の新郷村という山村を通ると、ぎょっとする案内標識に出くわす。「キリストの墓」への行き方を示す青看板だ。標識の案内に従ってたどりついたのは、国道から外れたところにある、木々が生い茂る小高い丘だ。 そこに土がこんもりと盛られた土饅頭がふたつあり、それぞれ大きな灰色の木の十字架が立つ。その土饅頭のひとつが、キリストの墓だ。もうひとつの土饅頭には、聖遺物であるイエスの弟イスキリの耳と聖母マリアの頭髪が奉納されているという。 世間一般では、キリストはエルサレムの聖墳

    日本にある「キリストの墓」を仏高級紙記者はどう取材したか? | 奇跡か、悪魔の悪だくみか、単なる詐欺か
  • 英国秘密情報局「MI6」女スパイたちの知られざる生活を覗いてみたら | 映画『007』の世界とは別物

    街が目覚めはじめた薄暗い朝、私のスパイ養成機関への旅は始まった。ロンドン中心部のとあるランドマークで連絡相手と落ち合うよう指示されただけで、どこへ向かうのかは知らなかった。車、船、電車と乗り換えながら到着したのは、英国秘密情報局(SISの呼称で知られる海外諜報機関。通称MI6)の情報部員が諜報技術を学ぶ場所だった。どんな施設かは書けない。巨大で殺風景で、身を切る寒風に目が潤んだ、とだけ言っておこう。 ウェーブした金髪のショートヘアの小柄な女性がエントランスに立ち、朗らかに出迎えてくれた。不気味で陰気な建物に不釣り合いなほど明るい笑顔の女性はキャシーと名乗った。世界中で諜報活動にあたるMI6の情報部員や工作員の総責任者だ。キャシーの案内で、道路しか見えない風景を見下ろす大きな窓の横に並んだアームチェアのひとつに座った。 キャシーはMI6に就職が決まったとき、母親から「こんな奇妙でおかしな仕事

    英国秘密情報局「MI6」女スパイたちの知られざる生活を覗いてみたら | 映画『007』の世界とは別物
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