とうとう武田との全面戦争が回避されなくなってきました。今川家はそのための準備にとりかかることに。 直虎は徳川との密約を水面下で結びつつ、氏真に命じられるまま戦備えをします。 その氏真に呼び出された方久は、気賀に蔵を建てる事と認める代わりに井伊家の取り潰しに手を貸すように言われます。 徳政令を出すことによって。 今回からつらい展開が続くようです。誰もが必死がゆえになりふりかまわなくなってくる。 直虎は卑しさを出さずとも生きていける世を経済によって成そうとこれまでしてきましたが、マクロの情勢がそれを許さない。 その夢みたいな理想郷に至るためにはこれから多くの犠牲が伴う。未来のそれのために、今、目の前にいる誰かが傷ついていかなければならない。 そのための序章が始まりました。 <裏切っても十字架を背負わない> さて、方久は今川が井伊家を取り潰すための片棒を担がされました。 なぜかといえば今川は、武