今なおシリーズ作がリリースされ続けている『ファイナルファンタジー』(FF)ですが、90年代、スーパーファミコン最後のシリーズ作である『FF6』は、作中で活躍したキャラクターが現在でも根強い人気を誇っています。彼らがプレイヤーから愛される背景について解説します。 「近づく、予感」。 一体何が近づいて来るのか? この好奇心をくすぐられそうなキャッチコピーがつけられたゲームは、1994年4月2日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売された『ファイナルファンタジーⅥ』(FFⅥ)。そう、スーパーファミコン最後の『ファイナルファンタジー』(FF)シリーズ作品です。 今や国民的RPGとして名前を挙げられる『FF』シリーズ。その6作目となる『FFⅥ』は、”魔法”をメインテーマに掲げた意欲的なタイトルでした。無骨な魔導アーマーに乗る主人公の一人「ティナ」が雪原を歩き続けるオープニングは、「何かただ