日本マクドナルド 社長 原田 永幸 (聞き手:大河原 克行=フリーライター) 強いところをより強くしていくのが経営 2月10日に日本マクドナルドが発表した2004年度(2004年1月〜12月)連結決算は、8年ぶりの前年度比売り上げ増、3年ぶりの黒字回復、そして、5四半期連続の既存店売り上げ増という好調ぶり。経常利益も前年度比283.7%増という大幅な成長となった。 外食産業全体は、マイナス成長からいまだ抜け出せていない。こうした状況での好調な決算は、社長就任わずか1年という原田永幸(はらだ えいこう)氏の手腕によるところが大きい。「強い部分を強くした結果」と原田社長は語る。だが、社内の意識は大きく改善している。いま、日本マクドナルドで、何が起こっているのだろうか。 原田 永幸氏/日本マクドナルド社長 ───決算の内容を自己評価するとどうなりますか。 原田 「トータルで何点だ」