熊本県災害対策本部は25日、県内の主要医療機関(20病院)で、肺 塞栓 ( そくせん ) 症(エコノミークラス症候群)のため入院が必要と診断された患者数が14~24日の累計で35人に上ると発表した。 車中泊など避難生活に伴うものとみられ、いずれも重症化しているという。 熊本大医学部付属病院が、同病院を含めた20医療機関の患者数を集計し、対策本部に報告した。65歳以上の高齢者が21人と6割を占め、性別では女性が29人と8割を超えた。 県は「避難生活の長期化で今後もエコノミークラス症候群の続発が懸念される」として注意を呼びかけている。