熊本市立城東小学校の避難者らが病院に搬送された問題で、熊本市は9日、昼食で配られたおかかおにぎりが原因の食中毒と断定した。残りのおにぎりから黄色ブドウ球菌が検出された。症状を訴えた34人は全員回復に向かっている。 市保健所によると、おにぎりは6日朝、同市中央区の飲食店で約100個作られ、うち約70個が城東小に提供された。残りは店の従業員らが食べたが問題はなかった。おにぎりを作った男性従業員は手袋を着用していた。汚染経路は不明だが、保温効果のある発泡スチロールの容器を使って運んだため、菌が増殖した可能性があるという。