◆JFL第1節 福島U1―0町田ゼルビア(10日・町田市立陸上競技場) JFLが10日開幕し、今季から昇格した福島ユナイテッド(U)が、J2から降格した町田を1―0で破った。東日本大震災から2年という節目を前に大金星。地元出身の時崎悠監督(33)が「2年間苦しいことばかりだった。我々のサッカーを見ている間、ちょっとだけでも不安な気持ちを忘れてもらえれば」と話した通り、福島だけでなく全ての被災者に勇気を届ける勝利となった。 試合前には「地元や全国の紙面に我々が勝利した、というニュースを届けよう」と選手を送り出した。開始からフルスロットルで臨んだイレブンは期待に応えた。前半9分にMF鴨志田が、高い位置でボールを奪ってのカウンターから先制ゴール。その後は前線からの献身的なプレスで、虎の子の1点を守り抜いた。 一昨年は震災の影響で7選手がチームを離れ、昨年は練習場が放射性物質の除去のため使えなかっ