NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地となった久慈地域の人気は、夏の行楽シーズンも続きそうだ。久慈市宇部町の小袖漁港での小袖北限の海女の会(大向広子会長)の素潜り漁実演は、ロケ受け入れのため例年より20日遅れの7月20日に始まるが、既に団体の見学予約が殺到。一方、同漁港では今後定置網漁が本格化する。地元住民が生計を立てる営みと観光イベントが重なり、関係者はマナーを守った見学を呼び掛けている。 同会は土、日曜と祝日の素潜り漁の定時実演のほか、平日に団体の予約を受け付ける。漁港内にある小袖海女センターのカレンダーは予約内容を書いた付箋紙で連日埋まり、多い日は1日7団体が入っている。予約は9月末までびっしりだ。同会で活動する現役海女は約20人。高校生海女クラブの手も借りながらフル回転で臨む。大向会長は「多くのお客さんが来るので、体調に気を付けながら頑張りたい」と意気込む。 市によると、昨年