国際海事機関(IMO、本部ロンドン)は2日、北朝鮮が通告してきた事実上の長距離弾道ミサイル発射となる「人工衛星打ち上げ」について通告書の内容を明らかにした。切り離した部品の落下予想地点を示しており、南に向けて発射され、沖縄県・先島諸島周辺の上空を通る飛行ルートとなるもようだ。 国際社会は発射阻止に向けて北朝鮮への働き掛けを強める見通しだが、北朝鮮はこれまで通告後に発射を取りやめたことはなく、発射阻止は難しそうだ。 自衛隊にミサイル迎撃を可能とする破壊措置命令を発令している日本では、自衛隊の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載のイージス艦を日本周辺海域に展開し、警戒監視を強化している。 通告は2日付。平壌時刻午前7時~正午(日本時間同7時半~午後0時半)に実施すると明記している。(ロンドン共同)