富士山噴火、原則徒歩で避難 渋滞回避、高齢者らは車―中間報告を公表・地元検討委 2022年03月30日16時51分 【図解】富士山噴火の避難対象エリア 富士山噴火時の避難計画について話し合う山梨、静岡両県などの検討委員会は30日、中間報告書を公表した。周辺市街地で渋滞により逃げ遅れが生じる恐れがあるとして、勾配が緩いところでは速度が落ちる溶岩流からの避難は原則徒歩とし、高齢者や障害者らが優先的に車を使う考え方を示した。中間報告を基に、各市町村での地域防災計画作りに生かしてもらう。 頻発する地震と火山噴火 これから日本で何が起きるのか? 2014~15年に策定した現行計画では、火砕流や大きな噴石が届いたり、3時間以内に溶岩流が到達したりするエリアの住民らに対し、噴火前の避難を促している。しかし、両県などの協議会が21年に改定したハザードマップでは、溶岩の想定噴出量が大きく増えたため、対象と