米ニューヨークの国連本部で行われた核拡散防止条約(NPT)再検討会議で演説するグスタボ・スラウビネン議長(2022年8月1日撮影)。(c)Ed JONES / AFP 【8月27日 AFP】米ニューヨークの国連(UN)本部で開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は26日、ロシアの反対を受け、最終文書案を採択できず決裂した。前回の2015年に続く決裂となった。 NPT再検討会議は5年に一度行われ、核兵器の不拡散や核軍縮、核エネルギーの平和利用における協力などの推進を目的としている。 今回の会議は8月1日に始まり、条約を締約している191の国と地域が1か月近くにわたり協議を続けてきた。最終日の協議は数時間延長された。 最後にグスタボ・スラウビネン(Gustavo Zlauvinen)議長(アルゼンチン)は、30ページにわたる最終文書案について、ロシアが内容に異議を唱えたため、「採択でき