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ブックマーク / www.riken.jp (10)

  • 蒸発するブラックホールの内部を理論的に記述

    理化学研究所(理研)数理創造プログラムの横倉祐貴上級研究員らの共同研究チームは、量子力学[1]と一般相対性理論[2]を用いて、蒸発するブラックホールの内部を理論的に記述しました。 研究成果は、ブラックホールの正体に迫るものであり、遠い未来、情報[1]を蓄えるデバイスとしてブラックホールを活用する「ブラックホール工学」の基礎理論になると期待できます。 近年の観測により、ブラックホールの周辺のことについては徐々に分かってきましたが、その内部については、極めて強い重力によって信号が外にほとんど出てこられないため、何も分かっていません。また、ブラックホールは「ホーキング輻射[3]」によって蒸発することが理論的に示されており、内部にあった物質の持つ情報が蒸発後にどうなってしまうのかは、現代物理学における大きな未解決問題の一つです。 今回、共同研究チームは、ブラックホールの形成段階から蒸発の効果を直

    蒸発するブラックホールの内部を理論的に記述
  • 30秒更新10分後までの超高速降水予報を開始 | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所(理研)計算科学研究機構データ同化研究チームの三好建正チームリーダーと情報通信研究機構電磁波研究所の佐藤晋介研究マネージャー、首都大学東京大学院システムデザイン研究科の牛尾知雄教授(大阪大学大学院工学研究科 招へい教授)らの国際共同研究グループ※は、最新鋭気象レーダを生かした「3D降水ナウキャスト手法」を開発し、30秒毎に更新する10分後までの降水予報のリアルタイム実証を7月3日に開始しました。 降水分布の予測手法として、気象レーダが捉える降水パターンの動きを追跡し、将来もそのまま動き続けると仮定して予測する「降水ナウキャスト手法」が知られています。この手法は、シミュレーションと比べて計算量が大幅に少ないのが利点ですが、予測精度が急速に低下するという欠点があります。また平面上の降水パターンを追跡するもので、雨粒の鉛直方向の動きを考慮しないものでした。そこで、国際共同研究グ

  • STAP細胞論文に関する調査結果について | 理化学研究所

    昨日12月25日に「研究論文に関する調査委員会」より調査報告書の提出があり、受理致しました。 調査報告書(全文)(2014年12月26日修正※、2015年1月8日修正※、2015年1月23日修正※) 調査報告書(スライド) 野依良治理事長コメント ※調査報告書(全文)について、一部に記載の間違いがあったため修正しました。 (訂正箇所:2014年12月26日) ①5ページ 2行目:【誤】約200kb 【正】約20kb ②10ページ 下から4行目:【誤】STAP幹細胞FES1 【正】ES細胞FES1 ③30ページ 1行目:【誤】データの捏造および改ざん 【正】データの捏造 (訂正箇所:2015年1月8日) 6ページ 20行目:【誤】第3染色体領域 【正】3つの染色体領域 7ページ 2行目、3行目:【誤】Charles river 【正】Charles River 9ページ 下から12行目:【誤

  • 研究論文(STAP細胞)の疑義に関する本調査の実施について | 理化学研究所

    理研は「科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)」に基づき6月30日から開始した研究論文(STAP細胞)の疑義に関する予備調査の結果を受けて、調査を実施することとし、9月3日に外部有識者のみにより構成される調査委員会を設置しました。 調査は、前回調査結果が報告された以降に指摘された2篇の研究論文に関する科学的疑義、保全されているSTAP関連細胞株などの科学的解析も踏まえて行われます。 なお、調査結果は上記「科学研究上の不正行為の防止等に関する規程」に基づき、調査委員会から報告を受けた後、公表致します。

  • 研究不正再発防止をはじめとする高い規範の再生のためのアクションプランについて | 理化学研究所

    文へ Home 広報活動 お知らせ お知らせ 2014 ツイート 前の記事一覧へ戻る次の記事 2014年8月27日 理化学研究所 研究不正再発防止をはじめとする高い規範の再生のためのアクションプランについて 研究不正再発防止をはじめとする高い規範の再生のためのアクションプランについて、資料を公表いたします。 研究不正再発防止をはじめとする高い規範の再生のためのアクションプランについて 研究不正再発防止をはじめとする高い規範の再生のためのアクションプランについて(スライド資料) Top

  • STAP細胞問題にご関心を寄せられる方々へ | 理化学研究所

    再生医学分野を世界的に先導してきた笹井芳樹 発生・再生科学総合研究センター副センター長の早すぎる死を防げなかったことは、痛恨の極みです。笹井副センター長に謹んで哀悼の意を表すとともに、ご家族に心からお悔やみ申し上げます。 今、大切なことは、この不幸がこれ以上周辺の関係者に影響を与えないことであると認識しております。波紋が社会的に大きく広がる中で、関係者の精神的負担に伴う不測の事態の惹起を防がねばなりません。 3月以降、STAP論文の著者たちが、多方面から様々な批判にさらされ、甚だしい心労が重なったことを懸念し、メンタルケアなどに留意していたところですが、今回の事態に至ってしまったことは残念でなりません。 現在、当該論文著者のみならず、現場の研究者、特に若い研究者たち、技術者、事務職員ならびにその家族、友人たちの動揺と不安は深刻であり、非常に大きな心労を抱えている者もおります。理研は、今後も

  • 高橋政代プロジェクトリーダーコメント | 理化学研究所

    高橋政代プロジェクトリーダーの個人のツイッター上での発言について、多数お問合せを頂いております。これを受け、高橋リーダーから以下のコメントがありましたのでお知らせ致します。 お騒がせして申しわけありません。 現在移植手術に向け細胞培養を行っている患者さんの臨床研究については順調に推移しており予定通り遂行します。ネット上で「中止も含めて検討」と申し上げたのは、様々な状況を考えて新規の患者さんの組み入れには慎重にならざるを得ないというのが真意で、中止の方向で考えているということではありません。臨床研究そのものには何の問題もありませんし、一刻も早く治療法を作りたいという信念は変わっておりません。理研が一日も早く信頼を回復し、患者さんが安心して治療を受けられる環境が整うことを期待しています。 高橋政代

  • STAP細胞に関する問題に対する理研の対応について | 理化学研究所

    理化学研究所は今後のSTAP細胞に関する問題への対応を次のとおり行うこととしましたので、お知らせいたします。 1.「STAP現象の検証計画」への小保方晴子研究ユニットリーダーの参画について STAP現象の検証実験を行うことについては、様々な見解がありますが、科学的事実を明らかにするために、小保方研究ユニットリーダーを相澤慎一実験総括責任者及び丹羽仁史研究実施責任者の指揮監督のもと、実験に参画させることとします。期間は、平成26年7月1日から平成26年11月30日までを予定しています。 なお、小保方研究ユニットリーダーの準備が整い次第、同氏による検証実験を行うことになりますが、その際には、研究所が指名した者が立ち会う、映像を記録する等を含め、透明性を確保した方法で行います。 2.科学的な疑義に対する調査の開始について 研究論文の疑義に関する調査報告書(平成26年3月31日)以降に指摘があった

  • 研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査中間報告について | 理化学研究所

    要旨 独立行政法人理化学研究所(以下「研究所」)は、発生・再生科学総合研究センター(以下「CDB」)の研究員らがNature誌に発表した2篇の研究論文に関する疑義について、様々な指摘があることを真摯に受け止め、調査委員会を設置して調査を行ってきた。 調査は、現在も継続しており、最終的な報告にはまだしばらく時間を要するが、社会的な関心が高いことを踏まえ、調査委員会が調査を行ってきた6つの項目に対し、これまでの調査で得た結論及び調査継続中の事項について、中間報告を行うものである。 具体的な内容としては、以下の点となる。 2つの調査項目については、調査の結果、データの取扱いに不適切な点はあったが、研究不正には当たらないと判定したこと 継続して調査が必要とした4つの項目があること なお、現在も継続している調査については、事実関係をしっかりと把握した上で結論を導く必要があり、結論を得た時点で速やかに

  • 京速コンピュータ「京」が世界1位に|2011年 プレスリリース|理化学研究所

    京速コンピュータ「京」が世界1位に -世界最高性能8.162ペタフロップスを達成し、TOP500リストで首位獲得- 独立行政法人理化学研究所(理事長 野依良治、以下「理研」)と富士通株式会社(代表取締役社長 山正已、以下「富士通」)は、共同で開発中の京速コンピュータ「京(けい)」※1の性能で、第26回国際スーパーコンピューティング会議ISC’11(ドイツ・ハンブルク開催)にて日発表された第37回TOP500リストにおいて、第1位を獲得しました。 今回、TOP500リストに登録した「京」のシステムは、現在整備途中段階のもので、672筐体(CPU数68,544個)の構成です。LINPACK※2(リンパック)ベンチマークでは、世界最高性能の8.162ペタフロップス(毎秒8,162兆回の浮動小数点演算数)を達成し、TOP500リストの首位を獲得しました。また、実行効率は93.0%と高水準の記録

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