汚水が広がる道路を歩く人々=7月19日、パレスチナ自治区ガザ地区デイルアルバラ/Bashar Taleb/AFP via Getty Images (CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の保健当局は16日、ガザの医師が25年ぶりにポリオの症例を確認したと明らかにした。国際的な支援機関はワクチン接種を進めるための戦闘休止を求めている。 保健当局によると、ガザ地区中部のデイルアルバラで、生後10カ月の子どもからポリオウイルスの痕跡が見つかった。この乳児はポリオの予防接種を受けていなかった。 これより前、国連児童基金(ユニセフ)はハンユニスとデイルアルバラの環境サンプルから7月にポリオウイルスが検出され、子ども3人の便のサンプルが検査のためヨルダンに送られたと明らかにしていた。 ポリオは感染力が強い病気で、主に5歳未満の子どもが罹患(りかん)する。神経系に作用し、極端な例ではまひや死を引き起こす。