ユネスコの世界文化遺産への登録を目指している富士山について、ユネスコの諮問機関は、条件付きで「世界遺産に登録することがふさわしい」とする勧告をまとめました。 富士山を巡っては、当初、「世界自然遺産」への登録を目指したものの、ゴミの不法投棄やふもとの開発が進んでいることなどから国の選考で2度にわたって落選し、8年前には古くから信仰や芸術の対象となった文化的な価値に注目して方針転換し、「世界文化遺産」を目指していました。 “文化遺産”に方針転換 富士山が世界遺産の登録を目指したのは、今から21年前の平成4年。 当初、山梨県と静岡県は世界自然遺産を目指しました。 しかし、ゴミの不法投棄や、観光道路が造られるなどすでにふもとの開発が進んでいること。 また、富士山でしか見られない希少な動植物が乏しいことなどの理由で国の選考で2度にわたって落選しました。 そこで8年前、山梨県と静岡県は、古くから信仰や