米ホワイトハウスの大統領執務室から国民向けのテレビ演説に臨んだジョー・バイデン大統領(2024年7月24日撮影)。(c)Evan Vucci / POOL / AFP 【7月25日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領(81)は24日、大統領選からの撤退表明後初めて国民向けテレビ演説を行い、「若い世代にバトンを渡す時が来た」と述べた。 プライムタイムに国民に語り掛けたバイデン氏は「私は大統領職を尊んでいる。だが、それ以上にわが国を愛している」「今、危機にある民主主義を守ることは、どんな肩書よりも重要だ」と述べ、分断が深まっている米国社会に対し、憎悪に溺れず民主主義を重んじるよう呼び掛けた。 バイデン氏は新型コロナウイルス感染から回復したばかり。米大統領の権力を象徴する執務室で、自らの業績を静かな声で強調しつつ、前進すべき時が来たことを認めた。 「私は、新しい世代にバト