アメリカ太平洋軍団(U.S. Pacific Command)は2014年3月24日、海軍太平洋艦隊に、マレーシア航空MH370便の位置が判明した場合に備えて、ブラックボックス探知システムを現地へ輸送するよう命じました。 民間航空機が墜落した際、事故の状況を明らかにする飛行データや音声が記録されたブラックボックスの回収が急がれます。ブラックボックスは発見が容易なように、音響信号の発信器がついています。 アメリカ海軍のTPL-25曳航式信号探知(Pinger Locator)システムは、約1ノットから5ノットで曳航され、最大水深2万フィートに沈んだブラックボックスの音響信号を捉え、位置を特定することができます。 ブラックボックスの音響信号は、バッテリーの残量がなくなると途絶えるため迅速に探し出す必要があります。