Oct.09.2014 「株式会社 童夢では、創業者の林みのるの引退に伴う、その後の形を模索していましたが、この度、その概要が決定しましたので、お知らせします。」 林みのるとしては、本人はデザイナーのつもりでいますし、そのような創造的な能力には年齢的な限界があるとの持論から、かねてより「70の声を聞いて仕事はしない」と宣言していましたから既定路線ですが、童夢そのものの将来については明確なイメージを持つに至っていませんでした。 現在、近代的なレーシングカーを開発するには、かなり大掛かりな施設や設備や人材が必要ですが、わが国には、それを維持できるだけの環境は有りませんから、日本におけるレーシングカー・コンストラクターというのは、言わば、アフリカでストーブを売ったり南極で冷蔵庫を売るに等しい困難な事業です。 童夢は後半、50%スケール風洞実験設備やカーボン・モノコックの製造会社を擁して、総従業員