ゼップ・ブラッター会長が人種差別問題を容認するかのようなコメントを発したことで、各方面から批判を浴びているFIFA(国際サッカー連盟)。現地時間17日には、この件を受けて多方面から批判の声が上がったほか、2022年カタールW杯のスタジアム建設に従事する労働者の劣悪な環境を問題視する声も出ており、FIFAの人権意識が問われる事態となっている。ロイター通信が報じた。 BWI(国際建設林業労働組合連盟)のアンベット・ユソン書記長は、FIFA本部での会合を終えたあと、ロイター通信に対し「我々はFIFAの(ジェローム・ヴァルケ)事務総長に、『奴隷のように搾取された労働者によってスタジアムが建設されることをお望みですか』と尋ねた」とコメント。同書記長によると、カタールで現在建設作業に従事する人々の94%が、インド、ネパール、バングラデシュなどからの出稼ぎ労働者だという。 ユソン書記長はまた、「こうした