安倍晋三首相は16日、新型コロナウイルス対策として、国民1人当たり10万円の現金を一律給付するため、令和2年度補正予算案を組み替える方向で検討するよう麻生太郎財務相に指示した。政府関係者が明らかにした。 【Q&A】現金給付、30万円だと何が問題? これに先立ち、首相は公明党の山口那津男代表と電話で会談。山口氏が一律10万円の現金給付を決断するよう改めて求めたのに対し、首相は「検討する」と応じたという。山口氏が同日午前の中央幹事会で明かした。
2017年、52年ぶりに新設が認められた学校法人加計学園、岡山理科大学の獣医学部。昨年11月16日、愛媛県今治のキャンパスで獣医学科の推薦入試が実施されたが、同学科が韓国人受験生全員の面接試験を一律0点とし、不合格にしていたことが「週刊文春」の取材で分かった。複数の職員が、証拠となる内部文書とともに明かした。 【画像】韓国人受験生は全員「面接0点」、「不合格」 加計学園の幹部職員、武田晶さん(仮名)が怒りを滲ませる。 「A方式の推薦入試を受験した韓国人受験生8名全員が不合格となっています。A方式の推薦入試は、学科2科目と面接試験、高校での成績を反映した評点平均値、各50点、計200点満点で採点されます。驚くべきことに、韓国人受験生全員の面接試験での点数は0点。なかには面接で10点でも取れれば合格点に達する受験生もいる。これまで面接試験で0点というのはほとんど見たことがありません。公平公正を
中国・広東省で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染したものの、症状が出なかった(発症しなかった)患者の鼻とのどから、発症者と同程度の量のウイルスが検出されたことが、2020年2月19日付New England Journal of Medicine誌のCorrespondence欄に報告されました(*1)。この結果は、感染しても症状がない、またはわずかな症状しかない人からも、新型コロナウイルスの感染が広がる可能性を示唆するものです。 ●SARSが古典的な「隔離と検疫」で終息した理由は? 2002~2003年に、世界25カ国以上で8096人が発症したSARS(重症急性呼吸器症候群)の場合、原因となったコロナウイルス(SARS-CoV)には以下のような特徴がありました。 【SARSコロナウイルスの特徴】 ・患者本人の発症から数日を経てから、周囲の人に感染し始める ・発症から間もない
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、管内小・中学校が臨時休校するのに合わせ、帯広厚生病院(菊池英明院長)は28日から一部の診療を制限することを決めた。小・中学校に通う子どもを持ち、出勤できなくなる看護師が全体の2割強に当たる170人に達するため、予約外の外来などを休止する。出勤可能な看護師らを院内で再配置し、一般の医療と新型コロナウイルスへの対応を両立できる体制を構築する。 同病院では通常、1日当たり1600人の患者の外来診療を行っており、うち200人が予約外や新患に当たる。28日以降の外来診療はこの予約外・新患の部分の診療を休止とし、予約をしている人、救急患者のみを対象とする。 さらに、3月1日以降は入院病棟の一部の使用を制限する。入院を予定していた患者の入院日が、延期となるケースも出てくる見通し。これら診療制限の期間は、小・中学校の休校期間に合わせ、同4日ごろまでを見込んでいる。 菊池
イスラエルの社会学者オルナ・ドーナトの『母になった後悔:社会政治的分析』(2015年刊、未邦訳)は、母親になったことを後悔している26歳から73歳までの23人の女性の証言をまとめた研究書だ。 いまだにタブーとされる問題に正面から取り組んだ本で、ドイツをはじめ国内外で衝撃をもって受け止められ、大きな話題となった。 フランス語版の刊行に合わせ、仏メディア「マダム・フィガロ」に掲載された著者のインタビューを紹介する。 ──あなたがインタビューをした女性たちが、子供を持ったことを後悔しているのはなぜですか? 子育てに向いていないことに、子供を産んでからやっと気がついたからです。重圧を乗り越えるためにできるかぎりのことをしたけれど、それでも責任が重すぎると打ち明けてくれた女性もいます。 妊娠中、出産後、第一子出産後、第二子出産後など、こうした気づきが訪れる可能性はいつでもあります。 ──そのような気
2020年東京五輪・パラリンピックのトライアスロンなどの会場となるお台場海浜公園(東京都港区)の水質問題で、都は神津島(神津島村)の砂を持ち込んで海底にまき、水質を改善することを決めた。お台場の海は、利用した選手らから「トイレのような悪臭がする」などと不評で、対応が求められていた。 都によると、神津島では山から海に砂が流れ込んでおり、定期的に漁港の浚渫(しゅんせつ)工事を行っている。そこで発生した砂約1万立方メートルをお台場に運搬する計画。砂浜に散布したり、競技水域の海底にまくことで海底の泥の巻き上げなどを防ぐ。工事は来年1月から始まり、今年度内に終わる見込み。運搬料を除き、費用は約6千万円かかる。 お台場では、もともと神津島の砂を持ち込んで海浜がつくられている。この砂は「白くて美しい」ことに特徴があるという。砂は汚物を吸着・濾過(ろか)したり、水を浄化する貝など水生生物の生育を促したりす
屋久島のサルに「餌付け」か?森にばら撒かれた菓子、人的被害も…「20年の取り組み無に」地元に嘆きと怒り 散らばった大量のせんべいと、それをほおばるヤクシマザル…。樹齢7200年とも言われる「縄文杉」を始め、豊かで貴重な生態系を持ち「東洋のガラパゴス」とも称される世界自然遺産・屋久島で、今夏以降、条例で禁止されている「餌付け」と思われる行為が相次いで確認されている。餌をくれると認識したサルが人を取り囲むなどの被害も1~2年ほど前から報告されているといい、関係者は「つかず離れずの距離でサルやシカが見られるのも、10年、20年と『餌をあげないで』と声を上げ続けた結果。生態系を守るため、どうか、理解して欲しい」と訴える。 【写真】こんなせんべいが林道にばらまかれていた 「屋久島で絶対に守っていただきたいこと」―。今月21日、屋久島観光協会の公式Facebookに、島内で確認されたサルとせんべいの写
松山東署の誤認逮捕問題で、愛媛県警は3日、県議会スポーツ文教警察委員会で調査結果を発表した。誤認逮捕された女性が手記で「自白の強要」があったとした取り調べについて、女性の尊厳を著しく侵害するなど不適切だった一方、任意性を欠く違法な取り調べとは認められなかったと報告した。 県警は7月に事案が明らかになってから刑事部と総務部で取り調べやチェック体制などを調査。女性は8月に公開した手記の中で、「自白を強要するような言葉を執拗(しつよう)に言われた」と説明していた。 委員会で、篠原英樹本部長は誤認逮捕の要因について、裏付け捜査や捜査幹部によるチェック機能の欠如などを挙げた。
「陸上・世界選手権」(29日、ドーハ) 過酷な環境下での競技が続く、マラソン、競歩のロード種目の選手からは大会への批判が相次いでいる。ここまで3日間を終え、女子マラソン、男女50キロ競歩、女子20キロ競歩が行われたが、暑さを考慮しての“真夜中”開催にも関わらず、気温は30度以上、湿度70~80パーセントでの悪条件の中でのレースが続き、棄権者が続出。今後にダメージを残しかねない消耗戦を強いられた選手からは厳しい声がとんでいる。 【写真】過酷さを物語る 倒れ込んだ男子選手の横には車イスが… 大会初日の27日にスタートした女子マラソンは出走68人のうち28人が途中棄権。完走率は過去最低の58・8パーセントとなった。優勝したチェプンゲティッチ(ケニア)のタイム2時間32分43秒は07年大阪大会の2時間30分37秒よりも2分遅い歴代最遅記録。英BBCによると5位だったマズロナク(ベラルーシ)は、レー
NHKから国民を守る党の立花孝志党首は9日夕、国会内で記者会見を開き、警視庁から脅迫容疑で事情聴取を受けたと明らかにした。その上で「今直ちに辞めることはしない」と述べる一方、有罪が確定した場合に議員辞職する考えを示した。捜査関係者によると、東京都中央区議の男性に言及した動画を巡り、月島署が立花氏から任意で聴取した。男性が被害届を出していた。 立花氏は会見で、男性とのトラブルに関し「全く問題がない。わざわざ司直の手に委ねる案件なのか」と主張した。これに先立ち、月島署で約1時間、任意聴取に応じた。今後も捜査に協力するとした。
サメやエイは孤独を好む魚のように思われがちだが、最新の研究により、少なくとも1種のマンタは、驚くほど複雑な社会生活を送っていることがわかった。 【動画】マンタの「食事会」、人間を思わせる共同生活 「幅5.5メートルにも達するナンヨウマンタ(Mobula alfredi)は、大きな集団を作り、熱帯の浅い海を滑るように泳ぎます」と話すのは、米国の海洋生物保護団体マリーン・メガファウナ・ファウンデーションの研究者で、今回の研究を主導したロブ・ぺリマン氏だ。 餌をとる、求愛するといった行動も集団で行うことから、ぺリマン氏は、ナンヨウマンタは実は社交的なのではないかと考えるようになった。 しかも、彼らの脳は大きい。近縁のオニイトマキエイ(いわゆるマンタ)は、あらゆる魚の中で最大の脳を持っている。この点でも、ナンヨウマンタは「かなり知的な動物」と考えられたと同氏は話す。 5年にわたる観察とその後の研究
一部の東京都立高校が、地毛の頭髪でも黒く染めさせる生徒指導をしているとして、NPO法人代表や弁護士ら有志が30日、中止を求める1万9065人分の署名と要望書を都教育委員会に提出した。都教委は地毛の黒染め指導をしないよう都立学校長に口頭で求めてきたが、改めて徹底する考えを表明した。 署名活動は、子供の社会問題に取り組むNPO「フローレンス」代表理事の駒崎弘樹さん(39)や、都内の私立高で地毛の黒染め指導を受けた大学1年生の女性(19)ら5人が発起人となり、5月からインターネットにサイトを設けて始めた。 要望書では、黒染め指導中止の都立高への通達のほか、規定がないまま指導していたり、受験生に周知されていなかったりする可能性もあることから、学校ホームページへの校則の掲載など情報公開推進を求めた。 これに対し、都教委高等学校教育指導課の佐藤聖一課長は「生来の頭髪を一律に黒染めするような指導は行わな
直径427フィート(約130メートル)の小惑星が7月25日、地球から4万5000マイル(約7万2000キロメートル)ほどの距離を通過した。 【全画像をみる】天文学者も数日前まで気付かず…… 直径約130メートルの小惑星が地球とニアミスしていた 小さいとはいえ、小惑星の衝突の威力は大量の核兵器にも匹敵し、いくつもの都市を破壊することになるだろう。 アメリカ航空宇宙局(NASA)やその他の専門機関は、宇宙のこうした物体を見つけるツールを持っているが、地球に接近する全ての小惑星を追跡するのは難しい。 中でも、今回の小惑星「2019 OK」には、天文学者たちは接近の数日前まで気付いていなかった。この時点で、既存の技術を用いて小惑星を破壊したり、その軌道を変えさせるのに十分な時間は残っていなかった。 直径130メートルの小惑星が7月25日、地球の約7万2000キロメートルほどの距離を通過した。 遠く
私たちが生きる上で欠かせない食。美味しいもののためならお金を惜しまない人もいるが、食料自給率の低下やフードロスも叫ばれる今、“食事をやめた人“もいる。 東京大学を卒業、大手IT企業に勤務するエリートサラリーマンの笠原元輝さん(30)は、普通の人のような食事はもう1年間とっていないという。多忙を極める生活の中、効率を求めてたどり着いたのが、食事をやめるという生活スタイルだった。「食事をしないので周りからは変だなと思われているが、最終的に出てくるアウトプットは大便だ。食事にお金を使うということは、いくらでうんこを買っているのかという話になる。“おいしい“と思う感情もあるが、限られた予算の中で、ひとときの感情のために使いたくはない。もっと有益なことにお金を使いたい」。 学生時代、家計のことを考える中で「過程よりも結果を大事にするようになった。3食コーンフレークを食べていた」と話す笠原さん。その思
1994年6月27日深夜、長野県松本市で発生した「松本サリン事件」。死者8人、重軽傷者約600人という、オウム真理教が起こした無差別大量殺人事件だ。 【写真】科学者として事件直後から河野さんの無実を訴えた田坂興亜さん 事件では第一通報者の河野義行さんが長野県警からサリン製造の疑いをかけられ、メディアも河野さんを犯人視する報道を続けた。河野さんの疑惑が晴れたのは、翌95年3月20日に地下鉄サリン事件が起き、教団幹部が次々と逮捕されてから。松本サリン事件は多数の被害者を出しただけでなく、警察とメディアによる河野さんへの人権侵害事件でもあった。 実は、事件の発生直後に化学の専門家が「河野さんにサリンは製造できない」と指摘していたことはあまり知られていない。なぜ、科学者の意見は警察の捜査やメディアの報道に生かされなかったのか。事件発生翌日に、謎の毒ガス物質を「サリン」と分析し、河野さんの疑いを晴ら
「キレイになりたい」「人生を変えたい」、そんな女性を応援する整形プロジェクトがある。その名も『整形シンデレラオーディション』。整形費用は主催の湘南美容外科クリニックが負担し、グランプリは賞金300万円を手にすることができる。開催4回目となる今回、約1年間のオーディションを勝ち抜きファイナリストとなった1人が、23日に放送された『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)にも登場した20歳の美大生・太田佑佳さんだ。「ネガティブな自分を変えるために整形は必要だった」と語る彼女がオーディションを受けようと思ったきっかけ、そして手術してみて初めてわかった怖さとは? 【比較写真】激変…!整形直前のすっぴん写真と整形後の太田さんほか、整形美女一覧 ■ひとつコンプレックスが消えたことで、どんどん欲張りになってしまう ――整形手術から約半年。見た目が変わったことで、気持ちにどんな変化がありましたか? 【太田佑
勾留中の医師を暴行し、死亡させたとして、告発された奈良県警の警察官が、不起訴処分になったことを受け、法医学者らが、起訴を求め検察審査会に申し立てた。 検察審査会へ申し立てをしたのは、勾留中に留置場で死亡した男性医師の遺体の鑑定書を調べた法医学者ら。 亡くなった塚本泰彦医師は、9年前、必要のない手術で患者を誤って死亡させたとして逮捕され、その後、留置場で病死したとされている。しかし、遺体の鑑定書を調べた法医学者が、死亡の原因は「取り調べ時の警察官からの暴行」として、奈良県警を刑事告発。 これに対し、奈良県警は「告発にあたる事実はない」とし、奈良地検が、今年4月、取り調べを行った警察官2人を不起訴処分にした。 遺体の鑑定書を調べた岩手医科大学の出羽厚二教授は「普通の人はこれは、何か殴られたんだろうと考えると思います。まだまだ、隠されているものがある」と話している。 また、遺族は「なぜ、このよう
京都市伏見区に群生していた京都府の指定絶滅危惧種「ヤドリギ」を、府京都土木事務所が今年2~3月、希少な植物とは知らずに除去していたことが2日までに分かった。府庁組織の「縦割り」で自然保護の担当部署と情報が共有されず、寄生していた枝ごと全てのヤドリギを切り落としていた。同事務所は「環境の部署と連携がとれず反省している」としている。 除去したのは同区三栖町1~4丁目の宇治川派流沿いの府が維持管理する土手約500メートル区間。土手に並ぶ樹木に多数寄生していた。2017年以降、住民から「寄生した枝が道路に覆いかぶさり危険」「エノキが枯れる」「寄生植物でみっともない」などと除去の要望があり、同事務所はヤドリギが寄生する一帯の落葉樹の枝を全て切り落とした。 府は02年に策定したレッドデータブックでヤドリギを絶滅危惧種に指定し、15年改定でも指定を継続した。絶滅につながる脅威として「樹林の伐採」と明記。
「ブルーギルは50年近く前、私が米国より持ち帰りました」。2007年、天皇陛下は大津市で開かれた「全国豊かな海づくり大会」の式典で驚きの発言をされた。琵琶湖の在来魚を減らすほどブルーギルが異常繁殖した事態に「心を痛めています」と後悔の思いを明かした。発言の舞台裏には何があったのか。関係者の証言から振り返る。 陛下は皇太子時代の1960年、訪米先のシカゴ市長から贈られたブルーギルを日本に持ち帰り、水産庁の研究所に寄贈された。魚類学者らには知られた話だったが、陛下自身が公の場で語るのは海づくり大会が初めてだった。 【グラフ】琵琶湖の外来魚の推定生息量 「なぜか獲れない」駆除量激減で困惑 「実は、大会の告知ポスターからブルーギルを外したんです」。 滋賀県の海づくり大会準備室長だった東清信さん(64)=現びわ湖放送社長=は語る。琵琶湖を泳ぐブラックバスの写真を用い、在来魚が食べられる被害をPRした
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