2011年4月に五輪代表合宿に呼ばれて以来のプレーとなった宇佐美貴史。オランダ、エジプトと2試合に出場して1アシスト2得点と大活躍した宇佐美だが、「得点以外は全く良くなかった。その悔しさが大きい」とコメントした。 ロンドン五輪本大会を見据えたシミュレーションは、残念ながら失敗に終わった。 トゥーロン国際大会の初戦、日本はトルコに敗れた。それを本大会で初戦のスペインに敗れたと想定し、つづくオランダ戦、エジプト戦に勝ち、グループリーグを突破する。それが、本大会のシミュレーションとなり、今回の重要なミッションになった。 グループリーグ突破のため、勝利が義務づけられた2戦目のオランダ戦は、齋藤学と海外組の宇佐美貴史、高木善朗、指宿洋史の4名の前線が流動的に仕掛け、相手を翻弄。激しい打ち合いを演じた末、3-2で勝った。 この時点で1勝1敗のイーブン。最終戦のエジプト戦に勝てば、グループリーグ突破とい