2020年12月4日のブックマーク (5件)

  • ワクチン有害説|疑似科学|Gijika.com

    厳密には、すべての感染症とそのワクチンに対して、上の表に当てはめたうえでの評価が必要である。しかしながら、現実的にはすべての感染症による「個々人への影響」をそれぞれ評価することは困難であり、ゆえに社会全体の利益が優先されるのである。項でも簡易的に、 1.HPVワクチンの事例(ワクチンによる有害事象の評価) 2.インフルエンザワクチンの事例(ワクチンの有効率への理解) の2例を紹介し、かつこれらを「ワクチン有害説」の理論と仮想して比較検討を行うこととする。おおざっぱに1でワクチンを打つことによるメリット/デメリットの比較の議論を主に紹介し、2でワクチンを打たないことによるメリット/デメリットの比較の議論を主に紹介する。 1.HPVワクチンの事例(ワクチンによる有害事象の評価) ワクチン接種後における身体の不調については、ワクチンによる因果関係を問う「副反応3」と、すべての症状を含む「有害事

    icron
    icron 2020/12/04
    “ワクチン接種の是非において議論がかみ合わないのは、確率的に被害に遭う人もいるが、全体としてプラスであるから仕方がないという、そもそもの考え方をどうとるかによって見解が真逆になるからである。”
  • 牛乳有害説|疑似科学|Gijika.com

    効果の作用機序を説明する理論の観点 理論の論理性 E(低) 牛乳有害説を構成する主張の多くにおいて、消化吸収の問題を取り上げている。そこで、項でもまず牛乳の消化吸収における問題、具体的には乳糖不耐症(ラクターゼ欠乏症lactase deficiency)を検討する。 日人を含むアジア系の人種5には、遺伝的に乳糖6を分解する酵素(ラクターゼ7)が少なかったり、活性していなかったりする人が多い。こうした欠損が認められることを乳糖不耐症という。 乳糖とは、牛乳を含む「乳」の大部分を占める糖8であり、乳糖不耐症とはすなわち、この乳糖を上手に分解することができず、吸収不良を起こすことを指す。症状としては、牛乳などの「乳」を飲んだ後におこる下痢、腹痛、腹部膨満などが挙げられる。 この乳糖不耐症が、牛乳有害説を唱える根幹部分の考えとなっていることがうかがえる12。要するに、日人の多くは乳糖を分解し

    icron
    icron 2020/12/04
    “牛乳有害説が信奉される背景には、いわゆる「牛乳神話」への不信を読み取ることができる。”
  • 電磁波有害説|疑似科学|Gijika.com

    言説の一般的概念や通念の説明 語句説明 電磁波有害説とは、「電磁波」がヒトの健康に対して何らかの悪影響を与えているとする言説である。項での「電磁波」とは、「光(可視光)よりも周波数の低い(波長の長い)もの(電波)」を指す。これはたとえば、携帯電話やGPS、電子レンジなどから出ている極超短波や、無線LAN、衛星放送などのセンチメートル波、あるいは電波時計から出る長波などを意味する1。また、いわゆる電磁波過敏症1(electromagnetic hypersensitivity:EHS)の原因対象としてみなされているものである)。 なお、X線やγ線、紫外線などの波長の短いものについては項目では対象としない(医療用のCTやレントゲンも対象外である)。これらを多量に浴びた場合、健康に悪影響を及ぼすことはよく知られており、一般的な総称としての電磁波有害説とは意味が異なるものだからである。評定の

    icron
    icron 2020/12/04
    “電磁波に対する「悪い」イメージの背景には、自然信奉や現代文明、あるいは政府(体制)などに対する不信感があると推定でき、そうした直感が個人の信念として形成されていると思われる。”
  • ブルーベリーエキス|疑似科学|Gijika.com

    効果の作用機序を説明する理論の観点 理論の論理性 D(低~中) ブルーベリーに含有される成分であるアントシアニンの作用が視力回復効果の主な理論である。また、ビタミンA相当量が豊富に含まれているため眼に良いなど、他の成分による説明がみられることもある。 問題は、ブルーベリー理論がヒトの眼の「何に有効なのか」という対象を特定していない点にある。ヒトの眼の不調については神経系によるもの、内分泌系によるもの、視覚筋肉の働きの低下によるもの、加齢によるものなどさまざまな原因が考えられるが、それらを明確に区別した説明がないのは問題である。 理論の体系性 E(低) ブルーベリーの理論は、その成分にアントシアニンが多く含まれるという事実に由来している。アントシアニンは網膜上に存在するロドプシンという光感知タンパク質の再合成に関与し、このロドプシンが分解・再合成を繰返すことで、ヒトは「物が見える」という状態

    icron
    icron 2020/12/04
    “ヒトの眼の不調については神経系によるもの、内分泌系によるもの、視覚筋肉の働きの低下によるもの、加齢によるものなどさまざまな原因が考えられるが、それらを明確に区別した説明がないのは問題である。”
  • 疑似科学とされるものを科学的に考える|Gijika.com

    サイトでは、「疑似科学的と思われる主張」の科学性の度合いを評価する作業を通して、科学リテラシーを身につけることを目標にしています。科学リテラシーを養えば、ちまたに溢れるフェイクを、的確に見抜けるようになるでしょう。 科学は、衣住や安全を確保するうえで重要な役割を果たし、これまで私たちの文明的な生活を支えてきています。科学について理解し、人類が培った知識を適切に活用することは、私たちのより良い暮らしの成立に不可欠なことです。ところが、情報化が進んだ今日、科学らしさや科学的成果を装った疑似科学広告が横行しています。科学と、科学とは言えないものを見分ける科学リテラシーが、市民一般にも必要な時代となったのです。 そうしたなかでこのサイトでは、疑似科学を通して科学リテラシーの増進を目指しています。サイトには個別具体例の科学性の評定や科学リテラシーに関する動画(Gijikaチャンネル)、オンライン

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    icron 2020/12/04