目上の人間から心ない言葉をぶつけられ、怒りを覚えるのだが、その場ではキレられず、後から怒りがふつふつと湧いてくる。そんな経験はないだろうか。だれであってもストレスを溜め込むのはよくない。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は「後で思い返して悔やむくらいなら、その場で上手にキレることをおぼえるべきだ」と指摘する。その「キレ方」のポイントとは――。 目下の人間が突然キレるとき 「いやぁ、飼い犬に手を噛まれた気分だよ」──これまでに何度か、そう嘆く知人たちの声を聞いたことがある。何事かと尋ねてみると、部下や外注先の若者が「突然キレて、『あなたとはもう仕事をしたくない』とメールで一方的に通告してきた」というのだ。 とはいえ、このようなケースでは「いま手がけている業務、しかかりの仕事はきちんとやり遂げます。でも、その後は一切手を引きますので、引き継げる方を用意しておいてください」などと冷静に書き添えて