インターネットを使ったデータのやり取りの信頼性を高める――。政府は2022年7月25日、次世代インターネットインフラである「Trusted Web」のアーキテクチャーを公開した。プロトタイプとユースケースの検証を経て、実装に必要な6つの構成要素を整理。今後は民間企業での利用シーンの検証を進め、実装に向けて技術者コミュニティーや事業者などと議論を進める。 6つの構成要素を提案 Trusted Webとはデータのやり取りなどで必要な信頼の仕組みをあらかじめ埋め込んだ、次世代のインターネットインフラである。インターネットを使ってデータのやり取りなどをする際に、利用者が自身のデータをコントロールできたり、データの検証をしやすくしたりすることで、インターネットを使ったデータ流通をスムーズにする。 現状のインターネットは、信頼性のあるデータのやり取りに必要な利用者のID管理やデータ管理を、プラットフォ