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ブックマーク / semicolon.hateblo.jp (10)

  • 2013年イグ・ノーベル賞の研究をひと通り見てみました。 - 蝉コロン

    2013-09-14 2013年イグ・ノーベル賞の研究をひと通り見てみました。 研究 id:mahalさんのブクマ経由でガーディアンに受賞一覧with当該論文あるのを知ったのでそこから。 Ig Nobel prize for discovery that opera is good for a mouse's heart | Science | The Guardian タイトルはオペラだけどURLはフンコロガシ。 医学賞 心臓移植したマウスにオペラ「椿姫」を聴かせたところ長生きした。 論文:Auditory stimulation of opera music induced prolongation of murine cardiac allograft survival and maintained generation of regulatory CD4+CD25+ cell

  • ヒツジのツノ遺伝子に見る生存と繁殖のトレードオフ、あるいは世界がイケメンパラダイスにならないけっこう単純な理由の一例。 - 蝉コロン

    2013-08-27 ヒツジのツノ遺伝子に見る生存と繁殖のトレードオフ、あるいは世界がイケメンパラダイスにならないけっこう単純な理由の一例。 生殖 研究 動物 Big horns clash with longevity in sheep : Nature News & Comment 論文:Life history trade-offs at a single locus maintain sexually selected genetic variation : Nature : Nature Publishing Groupダーウィンの提唱した性選択にはパラドックスがあって、メスにモテるあるいはオス同士の競争に打ち勝つ「繁殖に有利な形質」があるのなら、子孫はいずれそういうイケてる形質ばかりになるはずが実際にはイケてない連中も常にいる。そういう多様性が維持されてるのなんでかなーとずっ

  • ちんちんのヴァイブレーションによって敵を撃退する生き物 - 蝉コロン

    2013-07-03 ちんちんのヴァイブレーションによって敵を撃退する生き物 不思議 動物 生殖器をブルブルさせて敵を追い払う蛾がみつかる。蝉コロンさん案件 / “ScienceShot: Vibrating Genitals may Ward off Predators - ScienceNOW” http://t.co/2amdsMUX4o— tomoyuki matoba (@tama_lion) 2013, 7月 3 というツイートが有りまして、生殖器なら蝉コロンだろというのもちょっと解せないんですが書きました。それにしてもScienceNOW一体どうした どうしたんだその記事は ScienceShot: Vibrating Genitals may Ward off Predators - ScienceNOW論文はこちら:Hawkmoths produce anti-bat

  • 再生能力のあるウーパールーパーとヒトは案外近いかも - 蝉コロン

    2013-06-06 再生能力のあるウーパールーパーとヒトは案外近いかも 研究 生殖 不思議 動物 今日こういうニュースがありまして共同発表:有尾両生類の四肢再生を制御する3種類のたんぱく質を発見、特にウーパールーパーの足を一増やす"非常にユニークな「過剰肢付加モデル」"がすごいなと思ったわけなんですが、研究者自身のホームページで解説されるようなので(ホーム - organregeneration ページ!)ここではちょっと別の話をしたいと思います。 ウーパールーパーとヒトは案外似てるかもという話です。(ネオテニーの話では無くて) Axolotl by fronx, on Flickr 前に書いたエントリで 1883年:ワイズマンが生殖質連続説を提唱。マウスの尻尾を何代にも渡って切り続けたのに、相変わらず普通の尻尾の子が生まれることから、個体の構成要素は生殖質と体質(germとsom

  • タコ「うー、寒い寒い、ちょっとRNA書き換えとこ」 - 蝉コロン

    2013-05-28 タコ「うー、寒い寒い、ちょっとRNA書き換えとこ」 Octopuses Rewrite Their RNA to Beat the Cold - ScienceNOW DNA-mRNA-タンパク質がいわゆるセントラルドグマで、DNAの配列の違いが、そこからできるタンパク質の構造の変化につながり性質が変わってくわけですが、その途中、mRNAのところでちょいちょいっと編集しちゃおうというのがRNA編集です。この分野の研究者がプレゼンをするときスライドにスペルミスなんかがあっても「あーこっちも編集されちゃいましたね」と言うとウケます。少なくともアメリカでは。 今回ご紹介するのは一年前の論文だけど、南極あたりに住むタコがとあるタンパク質を低温でも働けるようにRNA編集するという仕事です。上記ScienceNowの記事では、タコは寒くても「手袋してない」とアメリカンジョーク

  • てんとう虫の惨禍 - 蝉コロン

    2013-05-23 てんとう虫の惨禍 おばあちゃんが言っていた、あの曲思い出そうとすると途中でサザエさん火曜日になってしまうと。 ScienceShot: Invasive Ladybug Carries Fatal Parasite - ScienceNOW アジアのテントウムシがしゃしゃり出て世界のテントウムシを絶滅の危機に陥れる話です。ヤンキー用語で「しゃしゃってんじゃねーよ」って言うの面白いよね。問題のテントウムシはナミテントウ。英名 harlequin ladybird、学名 Harmonia axyridis。てんとう虫コミックスかと思ってハーレクインだったらびっくりする。wikipedia:ナミテントウ によると、アジア原産、日中韓にいるみたいですね。 ナミテントウ(並天道虫、学名: Harmonia axyridis)は、コウチュウ目テントウムシ科の昆虫。テントウムシ

  • 哺乳類で一番頭でっかちに生まれてくるのは人間ではなく - 蝉コロン

    2013-05-15 哺乳類で一番頭でっかちに生まれてくるのは人間ではなく 動物 Weddell seal。和名はそのままウェッデルアザラシかな。南極海にウェッデル海というのがある。ウェッwwwwwwwwウェッwwwwww出るwwwwwww って言って出てきた赤ちゃん。 By NOAA Photo Library/flickr ウェッデルアザラシは南極あたりに住んでいて、生活の大部分を氷の下で過ごすという。シャチとかにも襲われにくいし頭上の魚を狙いやすいとか。シャチは頭上のウェッデルアザラシを狙わないのだろうか。まあそういう習性です。ずっと潜ってる。赤ん坊もウェッウェッて出てきてから生後1~2週間で氷点下1.8℃の海を泳ぐ。 ScienceShot: Big Brains May Help Baby Seals Survive Under Ice - ScienceNOWより。 論

  • 「ニワトリザウルスを作りたい」という研究者のTED講演 - 蝉コロン

    2013-05-13 「ニワトリザウルスを作りたい」という研究者のTED講演 動物 こないだニコニコむしむしで世の中には熱くて風変わりな研究者たちがいるものだなと思ったものですが*1、さすがというかやはりというかTEDにもいらっしゃいました。 ジャック・ホーナーという古生物学で有名な人だそうです。 日語字幕付きだよ。 ジュラシックパーク的なクローンのあれで恐竜を現代に蘇らせるというアイデアはあるわけですけれど、この先生によると、やっぱり化石から恐竜のDNAを取ってくるのは相当難易度高い。血管とかヘムタンパク質は取れてもDNAだけはムズい、この手法は現実的でないかもしれないと言っています。ジュラシック・パークでは琥珀の蚊というとこが何か良さげな発想だったけど、そんなん研究室が復活した蚊でいっぱいになるよね、と聴衆の笑いを誘っています。これがTEDのプレゼン! そこで彼らは現代に生き

  • 性別が7つある生き物とその決定機構 - 蝉コロン

    2013-05-08 性別が7つある生き物とその決定機構 ヒトの性は2種類だ。集団に男女半々ずつとすると100人いたら交配相手の候補は50人ということになる。じゃあ7種類の性があったらどうなるのか!これも集団中に各性別が均等にいるとすると相手候補は100人中およそ85.7人になるのだ!!!!!!なんてお得!!!!!!よりどりみどり!!!!!!引く手あまた!!!!!!みどりあまた。 まあそれ言い出したら全員雌雄同体が一番お得かもしれないな……。なんかそれもつまらなそうだけど……。 テトラヒメナTetrahymena thermophilaには7つの性がある。「オス」と「メス」以外になにか名称があったら面白かったのにI,II,III,IV,V,VI,VIIと呼ばれています。味気ない。そのテトラヒメナの性決定の仕組みがちょっと明らかになったそうなので紹介します。 基礎知識 テトラヒメナはこう

  • 7人の女王が治めるアリの巣 - 蝉コロン

    2013-04-26 7人の女王が治めるアリの巣 ScienceShot: Living on the Commune, Ant Style - ScienceNOW ヒッピーとか引き合いに出してコミューンとか言われてもデジタルネイティブ世代のワシにはわからんよ。 論文:Family-based guilds in the ant Pachycondyla inversa アリ科の中にはハリアリ亜科というのがあってハチみたいに毒針を持っているらしい。そのブラジルに住む仲間Pachycondyla inversaはやはり社会性昆虫で小さいコロニーを形成するのだけれど、これが血縁関係にない複数の女王アリに統治されているのだって。(今アリコロニーってタイプしたら「蟻コロニー最適化」って言葉がサジェストされた。巡回セールスマン問題みたいなやつか。アリの巣コロリー。)論文が言うには(フルテキス

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