Pythonは、オブジェクト指向プログラミング言語の1つです。オブジェクト指向とは、値やそれを扱うためのソースコードをまとめて「オブジェクト(物)」として扱う考え方です。 オブジェクトを表現するために重要な機能が、「クラス」です。クラスは、オブジェクトを生成するときのひな型のようなものです。今回は、クラスについて理解を深めましょう。 クラスの定義 クラスを定義するための基本的な構文は以下の通りです。 class ClassName: def __init__(self, 引数2……): pass 小文字の「class」の後に、好きなクラス名を指定します。関数は「def」というキーワードで定義しましたが、クラスは「class」で定義します。 クラスの内部に、「__init__」という関数が定義されています。これは「コンストラクタ」という、クラスの中でも重要な機能です。 コンストラクタ、メンバ