仏教では、私たち人間を「凡夫」といわれます。 有名な『歎異鈔』には、私達人間は、「煩悩具足の凡夫」である、と書かれます。 欲や怒り、ねたみ・そねみの煩悩の塊で、悩み続けるのが私達人間だ、 ということです。 「凡夫」、つまり人間とは、煩悩具足であると説かれているのです。 ちなみに、仏教ではすべての人間を「凡夫」と言われますが、 これを読まれますと、「いやいや、平凡な夫あるではないか」と 言われるかもしれませんが、 仏教では全ての人のこと「凡夫」と言われます。 ですから、どんなに有能ですてきな奥さんであっても、仏教では「凡夫」です。 人間は、「煩悩具足」であると説く仏教。 「具足」というのは、それでできているということです。 100%ということです。 100%ですから、私たたち人間から、それを取ったら、 わたくしたちはゼロになるということ。 それが、「具足」ということです。 本来仏教にそのよう
