3Dテレビの進化と分化――「2011 International CES」総括(2):麻倉怜士のデジタル閻魔帳(1/3 ページ) 米国ラスベガスで開催された世界最大級の家電ショー「2011 International CES」では、参考展示を含めて多くの3Dテレビが出品された。今年はAndroid端末に代表されるモバイル機器に主役の座を奪われたという見方もあったようだが、AV評論家・麻倉怜士氏の目にはどう映ったのか。詳しく話を聞いた。 ――3Dテレビについて、今年は主役の座をモバイル機器に奪われたという見方もありましたが、実際には注目の展示が多かったようですね 麻倉氏: そうですね。業界全体が一様にBlu-ray 3Dに向かっていた昨年とはまったく異なる様相で、むしろ話題は非常に多かった。とくに大きく違うのは、“グラスレス”の裸眼立体視テレビが多く見られたことでしょう。 “グラスレス”は東