民主党ブロガー懇談会のときに、[R30]さんが「10月31日の参加者の方々には、課題図書としてこの9月に出たばかりの野中郁次郎ほか著『戦略の本質――戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ』という本を挙げておきたい。書評は後ほど。当日、ちゃんとこれを読んで原稿用紙2枚以内に感想をまとめてくること」と書いていたので、当日紀伊国屋で購入し、国会図書館の入り口の椅子に座って読み始めたのだった。 自分自身、戦略とか戦術は大好きで、PCゲームでも、やりこんだといえば「信長の野望」「天下統一」「大戦略」といった戦略・戦術シミュレーション系のものばかり。最近のオンラインゲームならオリジナルシナリオも作れる「戦国史」がオススメ。という人間なので、こういう本はもともと大好きなのである。 読んでみてすぐにわかったが、これはブロガーじゃなくて民主党議員さんの必読書という意味だった。『戦略の本質』は、劣勢に追い込まれた側が