ロザリオとバンパイアcapu2 04話では 終盤お約束の「戦闘シーン」における 様式美を逆手に取ったアイロニカルな演出が目を引きました。 これは1回しか使えない禁じ手のようなやり口ですが 思わず感心し膝を打った人も多いかと。 日本アニメは、その多くが低予算で量産するという制作の都合上、 「いかにして動かない絵を動いているように見せるか」という 点に創意工夫を重ねて発展してきた経緯があります。 「金田アクション」や「大張イズム」などが最たるものですが このロザパン04話も、低予算・短時間という悪条件下で ひねり出された苦肉のアイデアが意外な効果をもたらした 好例といえるかもしれません。 このパートを含め、04話では田中宏紀というアニメーターが 活躍しています。 田中宏紀という名前を知らなくても いわゆる作画崩壊の典型的事例として悪名高い 「夜明け前より瑠璃色な」第03話、通称「キャベツ」事件