国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM : Center for Global Communications)は、1991年に設立された国際大学付属の研究所です。 設立以来、学際的日本研究や、情報通信技術の発展と普及に根ざした情報社会の研究と実践を活動の中心におき、産官学民の結節の場として、常に新しい社会動向に関する先端研究所であることを目指しています。 GLOCOMとは GLOCOMの研究 GLOCOMの活動
GLOCOM 「地球智場の時代へ-情報社会学シリーズ- 」(情報通信ジャーナル連載) Center for Global Communications,International University of Japan 国際大学GLOCOMの研究員が『情報通信ジャーナル』誌で行ったリレー連載 「地球智場の時代へ-情報社会学シリーズ- 」の各論文を、電気通信振興会様のご好意により1月遅れで転載・公開するものです。 top about philosophy history organization access sitemap 国際大学グローコム 教授・主幹研究員 東 浩紀 ご好評いただいている本連載も第9回目。今回は東浩紀教授・主幹研究員に、情報社会を「ポストモダン」という観点から分析していただいた。東教授 によると、ポストモダンの現代は、近代国家を特徴づけていた「全体性」への信頼が失われた
コンテンツ(content)という概念 コンテンツ(英文では一般にsを付けずcontent)という言葉は、内容、中味、容積などを意味する一般的な単語だが、1990年代前半、米国のメディア・通信業界でデジタルコンバージェンス(digital convergence: デジタルによる収斂)の動向が語られる論評などで集中的に使用され、日本でも定着するにいたった。しかし2005年現在、米国のみならず欧州をふくめ、海外でこの言葉が同じ文脈に使われることはあまりない。「コンテンツ産業」「コンテンツ政策」というカテゴリーは、日本の政策を参照していると思われる韓国や台湾の行政分野で聞くにとどまっている。たとえば、韓国、台湾の政府関連組織名は韓国文化コンテンツ振興院(KOCCA:Korea Culture and Contents Agency)、台湾デジタルコンテンツ産業プロモーションオフィス(Taiwa
「Winnyの技術と倫理」シンポジウムで最初に講演のマイクを取ったのは,Winny開発者の金子勇氏である.Winnyは,音楽や映画のファイルや個人情報データなどが流通する「ファイル共有ソフトウェア」として紹介されることが多いが,金子氏によればWinnyには明確に異なる二つのヴァージョンが存在しており,後発のヴァージョン2は,ファイル交換の仕組みを土台にした「匿名BBSシステム」を備えている.ただ,これについては2005年夏に出版された『Winnyの技術』(アスキー)でも多くは言及されていない. 講演はWinnyの二つのヴァージョンに沿って行なわれた.まずは「Winnyヴァージョン1(以下,Winny1)」というP2Pファイル共有ソフトウェアについての解説,次に「Winny ヴァージョン2(以下,Winny2)」というBBS(掲示板)システムについての解説が行なわれ,最後に次世代P2Pシステ
Web2.0という言葉は,ネット業界にとどまらず,一般の人々も口にするような言葉へと瞬く間に広まった.これはティム・オライリーの言説の影響力と,その絶妙なタイミングの賜物だが,日本においてその役割を担ったのは,『ウェブ進化論』(ちくま新書,2006年)を著した梅田望夫である. Web2.0の構成要素となる一つ一つの技術や概念は,いずれも1990年代後半に既出のものであり,真新しさは少ない.むしろ,オライリーや梅田らの言葉が「通用」するようになったのは,一般の人々がこれらの新しいインターネット・メディアに絶えず触れつづけ,すでに身体的に薄々気づいていたところに,あらためて言葉が与えられたからにほかならない. ネットバブル崩壊後,「革命」という言葉を素面で論じられる土壌がはじめて復活したのである.しかも,ニューエコノミー論のような「生産性の向上」に偏った視点ではなく,正しいかたちでコミュニケー
梅田望夫(以下,梅田)── わたしは今年45歳になるのですが,自分の来し方を振り返れば,まずはサバイバルするための資産作りをファースト・プライオリティ(最優先事項)に置き,それがある程度セキュアーになってから自分の知的生活を楽しもうという生き方を,かなり戦略的に追求してきました.『知的生活の方法』(渡部昇一)や『知的生活』(P・G・ハマトン)には「資産がなければ知的生活は送れない」というテーゼがありますが,そのためのお金をどこから持ってくるか.これを若い頃からずっと考え続けてきました.結局,大学や研究所に勤めてお金を稼ぎながら「知的生活」を送るか,まずはビジネスで稼いでセミ・リタイアしてから,経済的な独立を基盤に「知的生活」に入るか,そのどちらかしかないと結論づけて,後者の道を目指して歩いてきたのです.われわれの世代は貧しい日本を知っている最後の世代でもあるし,わたしは,いつもこういう自分
GLOCOM 「地球智場の時代へ-情報社会学シリーズ- 」(情報通信ジャーナル連載) Center for Global Communications,International University of Japan 国際大学GLOCOMの研究員が『情報通信ジャーナル』誌で行ったリレー連載 「地球智場の時代へ-情報社会学シリーズ- 」の各論文を、電気通信振興会様のご好意により1月遅れで転載・公開するものです。 top about philosophy history organization access sitemap 地球智場の時代へ ~情報社会学シリーズ~ このコンテンツは、電気通信振興会が制作・発行し、総務省情報通信政策局が編集協力している「情報通信ジャーナル」誌に2005年1月号より連載されている記事を、電気通信振興会のご好意により1月遅れで、グローコムのウェブサイトにも公開す
GLOCOM Center for Global Communications,International University of Japan Glocomについて top about philosophy history organization access 智場108号 販売開始 [ 2007年01月24日 掲載 ] 本日より『智場 108号』の販売を下記の店舗にて開始いたしました。 ジュンク堂 (池袋店) (新宿店) 青山ブックセンター(六本木店) 少部数の納品になっておりますので、場合によっては在庫切れになっていることもあります。品切れの際はご容赦ください。 12月10日 第四回 コンピュータ・ゲームの物語とデザインについての研究会 [ 2006年12月05日 掲載 ] タイトル:「シナリオライターの眼から見たテレビゲームの特異性」 ゲームの物語について論じるうえで、大きな問
GLOCOM Center for Global Communications,International University of Japan Glocomについて top about philosophy history organization access IECP研究会3回連続シリーズ「変わる労働観と企業雇用」 第2回「成果主義は日本企業をいかに変えたか」 [ 2008年01月08日 掲載 ] 講師:渕野 康一氏(株式会社東レ経営研究所 取締役人事開発部門長) 日時:2008年1月31日(木) 午後3時~5時 参加費: 5,000円を当日、会場受付にてお支払い下さい。 ※国際大学GLOCOM研究協力委員会およびIECP会員は無料。 場所:国際大学グローバル コミュニケーション センター (東京都港区六本木6-15-21ハークス六本木ビル2F) 地図:http://www.glo
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