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ブックマーク / ascii.jp (33)

  • 「私は平沢進だぞ。平沢唯じゃない」 本人に聞いてみた (1/6)

    「間違えてないか? 私は平沢進だぞ。平沢唯じゃない」 「マイナーで売ってるんだけど」 「平沢進というのは『な~に~? この音楽、きもちわるい』とか、そういう類だから。かわいくないから」 「友達減るから」 「私が『平沢唯』と書いたことにより、多くの皆様を誤った場所に導いてしまったことを深くお詫び申し上げますから」 「重ねてお詫び申し上げますから」 (Twitterアカウント @hirasawa より抜粋) 平沢進さんは日を代表する電子音楽の作家であり、また高い表現力を持つボーカリストだ。1979年にテクノポップグループ「P-MODEL」でデビューし、1989年からソロ活動を開始。ブロードバンド環境が整い始める1999年には、メジャーとの契約を打ち切り、いち早くMP3でのダウンロード配信を始めるなど、現在のネット音楽シーンをリードしてきた人でもある。 その彼がTwitterに登場するや否や、

    「私は平沢進だぞ。平沢唯じゃない」 本人に聞いてみた (1/6)
  • 津田大介が語る、「コルシカ騒動」の論点 (1/2)

    10月、インターネットではエニグモが7日にスタートした「コルシカ」という雑誌のオンラインストアが話題になっていた。 コルシカの最大の特徴は、雑誌がデジタルデータでも提供されるという点。今までオンラインで雑誌を買うと、実物が届くまで待っていなければならなかった。一方、コルシカでは、誌面をスキャンしたデータがインターネット上で提供されており、雑誌を購入するとウェブラウザーを使ってすぐに読める。デジタルデータの価格は、雑誌の定価と同等。その上で紙の雑誌がほしければ、配送料を追加で払って送ってもらうという仕組みになっている。 ただ、エニグモはデジタルデータの公開について出版社に許諾をとらずにサービスを始めていたため、8日、日雑誌協会からこの件について抗議文が出された。9日、エニグモ/日雑誌協会で話し合いを持ったというプレスリリースが出た(関連リンク)のち、最終的に13日を持ってコルシカはサービ

    津田大介が語る、「コルシカ騒動」の論点 (1/2)
  • 津田大介氏が語る、Twitter報道論「tsudaる技術」 (1/4)

    Twitterから生まれた、日の新しい報道の形 「tsudaる」という不思議な言葉が日の報道を変えつつある。 17日、ポッドキャスト番組「NOBI-TARO PODCAST」*1の公開収録イベント「TALKSHOW_LIVE001」で、ITジャーナリストの津田大介氏がTwitterによるリアルタイム中継技術「tsudaる」について詳細に解説した。 イランの情勢を「#iranelection」というハッシュタグ*2を通じて伝えるなど、Twitterによるリアルタイム中継は誰もが参加できる市民発の報道メディアとして注目されている。 この新たな報道の手法が日で認知されはじめたのは、津田氏が私的録音録画小委員会の議事録などをリアルタイムに配信したのがきっかけといっていい。 「『tsudaる技術』という書籍を書くべきではないだろうか」とまで期待されていた津田氏だが、「tsudaる」についてここ

    津田大介氏が語る、Twitter報道論「tsudaる技術」 (1/4)
  • pixivが有料のポイントサービス開始、ネットの評判は

    sponsored 生成AI「Box AI」を組み込んだBoxの将来像も披露、「BoxWorks Roadshow Osaka 2024」レポート 大阪ガス、豊中市も登壇 西日に注力するBoxが大阪で大型イベント開催 sponsored MSIのNUC「Cubi NUC 1M」を徹底レビュー NUCはどれも同じではない!ちょっとした違いなのに大きく影響するポイントを見逃さずに選ぼう sponsored 浄土真宗親鸞会がネットギア「M4250」を導入、能登半島地震では「機動力の高さ」が生きる 大規模イベントの“ワンオペ映像業務”、実現したのはNDIとネットギアPro AVスイッチ sponsored JN-IPS238FHDR-C65W-HSPなら直販価格2万2980円 昇降式スタンドとUSB Type-C給電は後悔しないディスプレー選びの新要件! 2万円台前半でも探せばある sponso

    pixivが有料のポイントサービス開始、ネットの評判は
  • なくならないネットの誹謗中傷、どうすればいい? (1/3)

    実社会と同様、ネットで決して絶えることがないのが誹謗中傷だ。 2月上旬には、お笑いタレント・スマイリーキクチ氏を誹謗中傷/脅迫する書き込みをしていたとして、中野警察署が男女18人を書類送検するというニュースがネットで話題になった。スマイリーキクチ氏によれば、こうした嫌がらせはインターネットの掲示板で事実無根のウワサを作られた10年ほど前から続いており、2008年1月に開設した自身のブログにも悪意のあるコメントが投稿されていたという(詳細はスマイリーキクチ氏のブログを参照)。 匿名の誹謗中傷でこれだけの人数が摘発されるというのは、過去、日ではあまりなかったこと。この事件はネット社会の何を表しているのだろうか。ジャーナリストの津田大介氏に話を聞いた。 安易な誹謗中傷への警告 ── ネットではさまざまな場所で誹謗中傷の文章を見かけます。なぜ今回は書類送検されたのでしょうか? 津田 いろいろ思う

    なくならないネットの誹謗中傷、どうすればいい? (1/3)
  • 著作権法は業界団体のための法律ではない - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」

    著作権法の改正をめぐって、動きが活発になってきた。 最大の焦点となっていた「フェアユース」について、政府の知的財産戦略部(以下、知財部)は導入の方針を固め、29日の「デジタル・ネット時代における知財制度専門調査会」に「日版フェアユース規定」の原案を提出する。 これに対して、日レコード協会やJASRACなどの業界団体は次のような要望書を知財部あてに提出した。 当該調査会には、かかる法制化により大きな影響を受ける権利者を代表する立場の者が構成員として参加していないばかりか、権利者あるいはその関係者に対する意見の聴取すら行われておりません。「創造」、「保護」、「活用」は知財計画の重要な柱と認識しておりますが、権利者が不在のまま「活用」ばかりに話が及ぶとすれば、甚だ公平さに欠けた運営と言わざるを得ません(強調は引用者)。 この要望書は、業界団体が著作権法を理解していないことをよく示してい

    著作権法は業界団体のための法律ではない - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」
  • グーグル副社長が初めて語ったストリートビュー問題 (1/2)

    ネット上で議論を呼んでいる「Googleマップ ストリートビュー」のプライバシー問題(関連記事1、関連記事2)。グーグルはこの問題をどう考えているのか? 9月29日、プレス向け説明会に登場した米グーグルの法務担当副社長Kent Walker氏が記者らの質問に答えた。 グーグルは原則として毎週月曜日、プレス関係者を集めて定例説明会を開いている。Googleの膨大な新サービスについて、各サービスの担当者の口から紹介しようというもので、これまでに4回開かれている(ちなみに筆者が参加したのはこれが初めてである)。 今回の説明会のテーマは「Googleのポリシーとプライバシーについて」。イベントでの講演のために来日したWalker氏のスケジュール上、説明会の時間は全部で45分ほど。15分弱の簡単なスピーチのあとの約30分ほどが質疑応答に割かれたが、そのほとんどはストリートビューに関連したものとなった

    グーグル副社長が初めて語ったストリートビュー問題 (1/2)
  • 「フェアユース」で官製不況の打破を - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」

    何かと物議をかもし出すグーグルがフェアユースの目的でスタートさせた「Google Book Search」。2003年に始まった時点では「Google Print」という名称だったが、2005年に「Google Book Search」に変更された 日でベンチャーが生まれにくい原因として、起業にともなうリスクをきらう傾向が強いといわれるが、第23回でも書いたように、政府が著作権法や個人情報保護法などによって必要以上のリスクを作っている官製不況の面も大きい。 日人は法的リスクに慣れていないので、裁判になること自体を恥とする傾向が強い。特に最近ではコンプライアンス(法令遵守)が至上命令となり、少しでも訴訟リスクがあると法務部がストップをかけてしまう。 この状況を是正しようと、知的財産戦略部や自民党の知的財産戦略調査会で、フェアユースの導入が検討されている。これは英米の著作権法で、「公正利

    「フェアユース」で官製不況の打破を - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」
  • 秋葉原・無差別殺傷事件、報道の裏側で (1/4)

    事件が起きた直後の秋葉原では、単に現場を撮るだけではなく、ワンセグやラジオで事件がどう報道されているかをチェックしたりして、起こったことを確認したり、言説化しようとしていたわけです。 そこへマスコミがやってきてメディアスクラムを組む。そのスクラムの模様をさらにブロガーがまた撮る。「報道対野次馬」なんて明確な差異はそこに存在しなかった。“見る者”と“見られる者”がすごく錯綜していた空間だったと思います。 ネットでもマスメディアでも野次馬たたきが見られました。もちろん、質的な差異なんてそこにはありません。容疑者を取り押さえた瞬間の画像が報道されましたが、携帯で撮影したその画像を持つ人に群がる報道関係者を大量に目撃しましたし、ブログより質の低い報道なんてゴロゴロあった。レポートしていたブロガーをたたくコメントだって、関心があるからそのサイトに「野次馬」として来たわけです。 誰が野次馬かとか、あ

    秋葉原・無差別殺傷事件、報道の裏側で (1/4)
  • 津田大介が語る「消費者不在でいいのか? 補償金の未来」 (1/3)

    4日に始まった地上デジタル放送の新しい録画ルール「ダビング10」。このルールを始めるにあたり、著作権者と(社)電子情報技術産業協会(JEITA)が大もめにもめたのは記憶に新しい(関連記事)。 10日にはその戦いの続きとも言うべき、文化庁の文化審議会著作権分科会、私的録音録画小委員会(私的録音録画小委)が開かれた。iPodやHDDレコーダーにまで私的録音録画補償金を拡大するのか、それともデジタル著作権管理(DRM)の強化に伴い補償金を縮小するのかを調整する会合であったが、予想に漏れず両者が対立して議論が膠着してしまった(関連リンクその1、その2、その3)。 一体、この議論には決着が付くのだろうか? 10日の会合に参加したジャーナリストの津田大介氏に話を聞いた。 著作権者とJEITA、終わりなき戦い ── 前回の私的録音録画小委について、津田さんはどのような印象を受けましたか? 津田 完全にデ

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  • 著作権法を「農業補助金」にするな

    「レント」の悲劇 「レント」という有名なブロードウェイ・ミュージカルがある。日でも上演され、今年の秋またやるらしい。プッチーニの「ラ・ボエーム」を下敷きにしたもので、売れないアーティストたちがステージに立つ日を夢見ながら、貧困や病いと闘って生きてゆく物語だ。しかしミュージカル以上に悲劇的なのが、その作者ジョナサン・ラーソンのエピソードである。 ラーソンは「レント」の構想に7年かけ、それを書いている間、ニューヨークのレストランでウェイターや皿洗いとして働いていた。しかし1996年1月、待望のオフブロードウェイ公演初日の未明、心臓疾患で急死する。そして主人公は、まるでラーソンの運命を予感しているような歌を歌う。

    著作権法を「農業補助金」にするな
  • ダビング10が迷走した4年間 (1/5)

    7月4日朝4時、地上デジタル放送の録画ルールが「コピーワンス」から「ダビング10」に変わる。このダビング10は、どういった団体が話し合ってどういった経緯で生まれてきたのか。まとめ記事では、順次、最新動向をアップデートしながらその全貌に迫っていく(関連記事)。 なおダビング10の話題は「私的録音録画補償金制度」と切り離せない。後日公開する「【ASCII.jpまとめ】私的録音録画補償金」の項目もチェックしてほしい。 1.初心者Q&A Q 「コピーワンス」って何? A 現在、地上/BSデジタル放送の番組で適用されている録画ルールのこと。 コピーワンスの番組はHDD、DVD、Blu-rayディスクに1度しか録画できない。例えばHDDレコーダー同士をつないで番組をコピーするような「孫コピー」は禁止されている。ただし、最初に録画した媒体がHDDの場合のみ、DVDやメモリーカードなどに番組を「移動」でき

    ダビング10が迷走した4年間 (1/5)
  • iPod課金、本当に始まるのか? (1/4)

    iPodやHDDレコーダーに私的録音録画補償金(補償金)を適用するかどうか──。ここ数年、文化庁にて議論されているいわゆる「iPod課金」問題は、ネットでも関心の高いトピックのひとつだ。 今まで「適用すべきだ」「いや、縮小すべきだ」と意見が分かれて、なかなか落としどころが決まらなかったが、8日に開かれたこの問題を話し合う文化庁の「私的録音録画小委員会」の第2回会合では何か進展があったのだろうか?(関連記事1、2) 第2回会合に出席した、ジャーナリストの津田大介氏に話を聞いた。 私的録音録画補償金 日の著作権法では、著作物を個人や家庭内で楽しむ場合に限って「私的複製」を認めている(第30条)。一方で、CD/DVD/MDなどのデジタル方式の録音録画に関しては、記録メディアに「補償金」を上乗せして回収し、権利者に利益を還元するように定められている(第30条2)。法律が決まったあとに、iPodな

    iPod課金、本当に始まるのか? (1/4)
  • JASRAC、なぜ公取に立ち入られたのか? (1/3)

    【解説】JASRAC 国内では最大規模の音楽著作権管理団体。作詞者、作曲者、音楽出版社から著作権の管理を委託され、楽曲が演奏/放送/録音/カラオケ/ネット配信などで使われた際に利用料を回収して、権利者に分配するという業務を行なっている。 定率で「かけ放題」になる包括契約 ── 立ち入り検査を受けた原因は何でしょうか? 津田 今回問題になったのは、テレビ局などと結んでいる「包括契約」という契約形態です。 これは、JASRACが著作権を管理しているすべての曲の放送を一括して認めるというもので、実際に使用した回数とは関係なく、各放送局の事業収入の1.5%を徴収する内容です。つまり、放送局にとっては、定率料金を払うことでJASRACの管理楽曲が「かけ放題」になるということです。 放送局にとっては、JASRACの管理している曲を流していれば、包括契約で支払う以上のお金を払わなくていいわけです。逆にい

    JASRAC、なぜ公取に立ち入られたのか? (1/3)
  • ネットの「有害情報」に対し、親はどう対応すべきか──小寺信良に聞く (1/3)

    ポルノ、暴力、自殺、いじめ──。今、インターネットに存在する有害情報から子供を守るという名目で、自民党/民主党が揃ってインターネット規制法案を検討している(関連記事)。一方で、ネットユーザーの意見を代弁する団体「インターネット先進ユーザーの会」(MIAU)は、この法案に7つの疑問が生じると指摘する(関連リンク)。 子供を持つ親なら、わが子が危険に巻き込まれてしまうのは何としてでも避けたいところだ。今回は7つの論点の中から「教育」にテーマを絞って、MIAUのメンバーでもあるコラムニストの小寺信良氏に話を聞いた。 企業や個人の「努力」に期待する法案? ── 何が起こっているのか、状況を教えてください。 小寺 今、自民党の高市早苗議員を中心に、青少年に対してネットを規制しようという動きが起こっています。 すでに携帯電話では、18歳未満が携帯電話を新規契約する際、原則、フィルタリングサービスが自動

    ネットの「有害情報」に対し、親はどう対応すべきか──小寺信良に聞く (1/3)
  • ネットの「自由放任」は終わりだ - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」

    今、自民党と民主党と総務省が、競って「青少年有害情報」を規制する法案を国会に出そうとしている。 特に民主党案と、高市早苗氏を中心とする自民党の内閣部会の青少年委員会が提案している「青少年の健全な育成のためのインターネットの利用による青少年有害情報の閲覧の防止等に関する法律案」は、文言までそっくりだ。このまま放置すると、与野党が一致してインターネットを規制する法案が成立するおそれが強い。 この法案における最大の問題は、フィルタリングなどをすべてのウェブサイト管理者やISPに義務付けたうえで、違反者には6ヵ月以下の懲役、または100万円以下の罰金という罰則を設けているという点だ。 今、行なわれている携帯電話のフィルタリング(関連記事)は自主規制だが、今度の法案では、インターネット上の情報を「青少年健全育成推進委員会」という公的機関が審査し、「青少年有害情報」と認定したものをフィルタリングすると

    ネットの「自由放任」は終わりだ - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」
  • レコード協会の「エルマーク」は、本当に不正ダウンロードを減らすか? (1/4)

    昨今、インターネットでは、音楽や動画など、著作物が無断でアップロードされるというケースがあとを絶たない。ネットに詳しくないユーザーの中には、不正ということをまったく意識せずに、著作物を落とし続けている人も少なくない。 そうした状況に歯止めをかけるひとつの手段として、社団法人日レコード協会(レコード協会)は2月19日、「エルマーク」というロゴマークの導入を発表した(関連記事)。果たしてこのマークは、不正アップロードを抑制してくれるだろうか? ジャーナリストの津田大介氏に話を聞いた。

    レコード協会の「エルマーク」は、本当に不正ダウンロードを減らすか? (1/4)
  • 小寺信良氏に聞く「ダビング10って、何が問題なんですか?」 (1/4)

    デジタル放送推進協会(Dpa)は19日、デジタル放送の録画に関する新しい運用ルールである「ダビング10」を、6月2日の午前4時から適用することを発表した。 ダビング10は、HDD/DVDレコーダーなどで録画した地上デジタル放送のテレビ番組を、DVDやメモリーカードなどに「コピー9回+ムーブ※1回」できるというルールだ。 現行のムーブ1回のみという「コピーワンス」に比べればずいぶんと規制が緩和された印象を受けるが、一部の録画ファンからは「ユーザーの利益を損ねる」という声が上がっている。一体、ダビング10の何が問題なのか、われわれ消費者にはどんな影響があるのか、放送とAV機器に詳しい小寺信良氏に話を聞いた。 ※ムーブ 録画したコンテンツをコピー元からコピー先に移動するという処理。コピー元にはコンテンツが残らない。

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  • なにがなんでも合法化したい動画投稿サイトはこれからが正念場

    昨年、日音楽著作権協会(通称JASRAC)と、動画投稿サイトの二大巨頭「YouTube」「ニコニコ動画」がそれぞれ楽曲使用料の支払いについて協議に入った(1月初旬現在で協議中)。これについて著作権問題に詳しいジャーナリストの津田大介氏に話を聞いた。 ―― 動画投稿サイトが提携に動いた理由はなんですか。 「合法的なサービスとして認められたい」ということですね。YouTubeはアメリカのデジタルミレニアム著作権法(DMCA)を守っていますが、日の著作権法には業者に有利な免責条項がないので、同社は日法人を作らず法的リスクを避けてきました。しかし日市場の大きさを無視できないし、ビジネスを広げていきたい。またニコニコ動画についても、母体のドワンゴは上場企業ですから訴訟リスクは放置できません。JASRACは一番交渉しやすい存在なので、ここを足がかりにまずひとつクリアしたいというところではないで

    なにがなんでも合法化したい動画投稿サイトはこれからが正念場
  • 津田大介が見た、Macworld基調講演──見所はネットの映画配信だ! (1/5)

    現地時間の15日午前9時、サンフランシスコで開催されたMacの一大イベント「Macworld Expo」において、スティーブ・ジョブズCEOの基調講演が行なわれた。 毎年この時期には、Macworld Expoで発表される新製品の「噂」がネットにリークされ、その信憑性についてネットで活発な議論が行なわれる(関連記事1、2)。今年は、SSDを使った軽量ノートブックやiPhoneの3G版(日NTTドコモから3月にiPhoneが発売されるという情報もネットでは飛び交っていた)、iTunes Storeを使ったビデオレンタルや、DVDからiPodに転送できるサービスなどの噂が上がっていた。 今回は基調講演で明らかになった製品と、それに対する簡単な筆者の感想を書いていきたい。 【1】Time Capsule 1つ目に発表されたのは「Time Capsule」(関連記事)。これはLeopardに搭

    津田大介が見た、Macworld基調講演──見所はネットの映画配信だ! (1/5)