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2008年12月31日のブックマーク (33件)

  • 2008年度 書籍売り上げランキング ベスト20 - 情報考学 Passion For The Future

    今年このブログの紹介記事を経由してAmazonで販売されたの売り上げ冊数ランキングです。今年は意外なが1位になりました。 ・2007年度 書籍売り上げランキング ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/12/200720.html ・2006年度 書籍売り上げ ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/01/200620.html ・2005年度 書籍売り上げランキング ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2005/12/200520.html ・2005年度 書籍売り上げランキング ベスト20 http://www.ringolab.com/note/daiya/2004/12/6-1.html ■1位 科学する麻雀 http://www

  • 文章は接続詞で決まる - 情報考学 Passion For The Future

    ・文章は接続詞で決まる 「「てか」を好んで使う人は、すぐに新しい話題に移りたがる飽きっぽい人かもしれませんし、「ようするに」が口癖の人は、結論を急ぎたがるせっかちな人なのかもしれません。「でも」をよく使う人は、他人の言うことを素直に受けいれるのが苦手な頑固な人である可能性があります。「だから」を使いたがる人は、自分の主張を人に押しつけたがる押しの強い人かもしれませんし、「だって」を好む人は、言い訳が癖になっている、自己防衛能が強い人かもしれません。」 接続詞の使い方を見ると隠れた性格がわかるという話。特に講義のような独話では接続詞は書き言葉の2,3倍も多く使われるそうだ。シーン別によく使われる接続詞ベスト5の比較が面白かった。文章のらしさは接続詞が決めている部分も多そうだ。 新聞:しかし、また、だが、一方、さらに 小説:しかし、そして、それで、だが、でも 講義:で、それから、そして、つま

  • 文章をダメにする三つの条件 - 情報考学 Passion For The Future

    ・文章をダメにする三つの条件 文章術の類書は多いが、こうすると文章がダメになるという作文の「べからず」という視点で書かれているのが書の特徴だ。著者は元読売新聞社のデスクで、大学や文化センターで作文を教えるベテラン。豊富な授業経験から学生たちが陥りがちな悪い傾向を3つみつけたという。 1 文章の意図がつかめない事実や印象の羅列 2 読み手が退屈する理屈攻め 3 読み手の興味をひかない一般論 私も学生時代は作文はあまり得意ではなかった。今思えば、授業という文脈では、書く動機が弱すぎるのだ。提出した作文にはそもそも書く意図などなかった。だから、原稿用紙を埋めるために理屈と一般論を展開していた。 こうした傾向を避けるためのコツとして、書くポイントをひとつに絞ること、書き手の特異な個人的体験に逃げ込むこと、細部の観察にこだわること、など多くのポイントが、学生の作文例を肴にして明解に語られている。

  • 死ぬまでに知っておきたい 人生の5つの秘密 - 情報考学 Passion For The Future

    ・死ぬまでに知っておきたい 人生の5つの秘密 「これまでめぐりあったことのある、ご高齢の賢人といえば、誰ですか?」 米国とカナダに住む一万五千人に推薦してもらった結果、1000人の賢者のリストができた。町の理容師、教師、経営者、聖職者、詩人、政治家など、さまざまな職業や社会的地位の人物がいた。著者はそこから235人を訪問して長時間のインタビューを行った。 死ぬまでに人生について知っておくべきことは何でしょうか?次の世代に何を教えるべきでしょうか?。高齢になって周囲から賢人と呼ばれる人たちが語った人生の知恵を収集するプロジェクトが始まった。 賢人たちは人生が「あっという間」だったと口をそろえる。充実した人生は一層短く感じられるものかもしれない。 「トルストイは『アンナ・カレーニナ』のなかで、「幸福な家族はみな似ているが、不幸な家族はそれぞれ独自の不幸をかかえている」と記した。ぼくがインタビュ

    inmymemory
    inmymemory 2008/12/31
    これはうまい→cf. 死んでから知っておきたい 人生の5つの秘密 http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20081225/1230208902
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  • 2008年度 私的ブックランキング - 私的感想:本/映画

    今年も終わりということで、今年読んだのベスト10を選出してみた。 1位 イアン・マキューアン『贖罪』 何と言ってもその綿密な構成に圧倒される。 人間としての自責の念、自意識、自己弁護、誠意、作家としての業、すべてを再現し、物語へと昇華しえたマキューアンの手腕に脱帽するほかない。 2位 アントン・チェーホフ『かわいい女・犬を連れた奥さん』 短い紙数の作品の中に、人間たちの愚かで、愛らしく、そしてどこか悲しい姿を描き上げている点が印象深い。 短編というスタイルで、ここまで奥行きの深い作品が書けるものかと感心してしまう。 3位 川上未映子『乳と卵』 口語体の文章のテンポの良さ、そこからかもし出されるユーモアとセンスのある間合いのとり方、そしてラストのカタルシス。そのどれもが一級品である。 新人離れした作品で、女性的なテーマであるものの、女性性を越えた共感を得ることができる。 4位 ダフネ・デュ

    2008年度 私的ブックランキング - 私的感想:本/映画
  • 1月の気になる新刊

    1月8日刊 ミステリー文学資料館編『江戸川乱歩の推理試験』(光文社文庫) 1月8日刊 赤川次郎『ぼくのミステリ作法』(徳間文庫 予価600円) 1月19日刊 『中島敦』〈KAWADE道の手帖〉(河出書房新社 予価1570円) 1月16日刊 ウィリアム・トレヴァー『アフターレイン』(彩流社 予価2940円) 1月22日刊 ノーマン・ロック『雪男たちの国 ジョージ・ベルデンの日誌より』(河出書房新社 予価1470円) 1月下旬刊 エド・マクベイン編 『十の罪業 RED』(創元推理文庫 予価1680円) 1月下旬刊 エド・マクベイン編 『十の罪業 BLACK』(創元推理文庫 予価1680円) 1月下旬刊 アルジャナン・ブラックウッド『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿』(創元推理文庫 予価1260円) 1月下旬刊 キアラン・カースン『シャムロック・ティー』(東京創元社 予価3360円) 赤川次郎

    1月の気になる新刊
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    inmymemory 2008/12/31
    ウィリアム・トレヴァーとキアラン・カースンが楽しみ
  • 年末の積読本

    年末の大掃除ということで、部屋の片づけをしています。僕の場合、部屋のそこかしこにが積んであるので、掃除イコールの整理になってしまうんですが(笑)。 積んであるをどけてみると、こんな買ったんだっけ?と、すっかり忘れていたも出てきます。復刊されて買ったばかりのC・A・スミス『イルーニュの巨人』の元版が出てきたりとか(てっきり持ってないと思ってました。読んだ覚えはあるんですが。)。 そんなわけで、恒例(というわけでもありませんが)の積読・未読から、いくつかご紹介。 テリー・ビッスン『世界の果てまで何マイル』(ハヤカワ文庫) 短編集『ふたりジャネット』で話題を呼んだビッスンの長編作品。マジック・リアリズムによるロード・ノヴェル風作品であるとのこと。 ロザリンド・アッシュ『蛾』(サンリオSF文庫) 一部では評価の高い、カルト的幻想小説。僕も某ブックガイドでその存在を知り、入手に至ったので

    年末の積読本
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    inmymemory 2008/12/31
    ロザリンド・アッシュ『蛾』!!同じく→「ギャリコの作品は見つけたら、無条件で入手することにしています。」
  • 『2008年マイベスト10』

    SF・ミステリー・歴史・芸術関係の書評系。 たまに、観た展覧会や演劇の評をあげる。 評というかネタにして遊ぶ(w 今年出版されたのみでなくて、 今年読んだ(書いた記事)からのベスト10です。 古過ぎる名作もありますが、出会いの縁が今まで無かったと笑ってやって下さい。 一作家が重複しているとアンテナ狭いように思われるので、 同一作家作を複数ランクインさせるのはやめる。 海外小説 1位『ライトニング』 ディーン・R・クーンツ 2位『紐と十字架』 イアン・ランキン 3位『生れながらの犠牲者』 ヒラリー・ウォー 4位『ナヴァロンの要塞』 アリステア・マクリーン 5位『深夜プラス1』 ギャビン・ライアル 6位『神は銃弾』 ボストン・テラン 7位『高い砦』 デズモンド・バグリィ 8位『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス 9位『シャドー81』 ルシアン・ネイハム 10位『リガの犬たち』 ヘニング・

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    inmymemory 2008/12/31
    古典中の古典が混じっている
  • 2008年に面白かった本【後編】 - ぼんやり上手

    いよいよ後編。ここまでくると、読んだ時の印象とかあらすじをまあまあ覚えてるが多いので、だんだん文章が長くなってきました! 『奇蹟』 中上健次 前に書いた感想 http://d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto/20080712#p2 『岬』『枯木灘』といった「秋幸サーガ」と同じく、舞台は紀州・新宮の路地。「高貴で穢れた」中の血を引く青年タイチの短く激しい生が、極楽のような地獄のような路地の終焉と重ねあわせて語られます。 私は子どもの頃は郊外の住宅地育ちだったし、途中で引越しもしたし、町内会の行事はなるたけサボりたいしで、生まれ育った土地に強烈な磁力でひきつけられるようなそういう土着的な感覚は根っこのところで持ってないように思うんだけど、逆に自分に持ち合わせないものだからこそ中上健次が書くような世界にひきつけられる所があるのかもしれません。中上健次は一冊読むと何冊も続

    2008年に面白かった本【後編】 - ぼんやり上手
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    inmymemory 2008/12/31
    ドノソとは懐かしい。
  • 『現代文学理論』 - logical cypher scape2

    筆者が3人いて、タグもいっぱいつけてタイトルが長くなるので、筆者名をタイトルでは省略した。筆者は土田知則、青柳悦子*1、伊藤直哉である。 いわゆる、批評理論についての概説書である。 「はじめに」と「おわりに」で、筆者ら自身が、単なる入門書にはしないということを明言しており、「自分自身の関心」「自分たちがおもしろいと思っていること」について書いていると述べられている。 しかしそのことは、このが、何かに偏っていることを意味しない。 むしろ、「自分たちがおもしろいと思っていること」に忠実であるがために、幅広い領域をカバーしている。それは、以下にのせる目次を見れば明らかだと思う。 大雑把にまとめてしまえば、「読む」ということがどれだけ豊穣であるか、ということだ。 冒頭、ソシュールが紹介されて、現代思想とは「実体論から関係論へ」ということである、とまとめられている。つまり、例えば言語ないし記号であ

    『現代文学理論』 - logical cypher scape2
  • 伊藤計劃『ハーモニー』 - logical cypher scape2

    フーコーと哲学的ゾンビが出会うディストピア! これは何というか、とにかく色々なトピックがぶち込まれていて、どこから書いていけばいいのかわからない。 これは文句なく面白いので、この年末年始何読もうか迷っている方にお薦めです。 どうでもいいところかいくと、引用やらパロディやらが色々と散りばめられている。 そもそもこの作品には、かなりの蘊蓄やらが詰め込まれているわけだが、それとは別に、ハルヒとかナウシカとか舞城王太郎とか円城塔とかからの引用があったりする。 まあ、引用やパロディを探して楽しむような作品でもないので、見つけた時にちょっとにやりとするくらいか。 それから、この文章は、etmlという言語で記述されていることになっている。htmlやらxmlやらと見た目は似ているわけだが、etmlのeというのはemotionのeで、つまり感情を記述するためのプログラム言語なのである。 小説としてそれはあり

    伊藤計劃『ハーモニー』 - logical cypher scape2
  • 伊藤計劃『虐殺器官』 - logical cypher scape2

    文芸における2007年 というのは、もしかすると歴史に残る年になるのではないかと思い始めてきた。 佐藤友哉の『1000の小説とバックベアード』三島賞受賞 東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』刊行*1 第137回芥川賞ならびに直木賞ノミネート作のリストを見ても、ちょっと今までとは違う雰囲気を出している。 そして、何より早川SFがすごい。 ほんの数年前であれば、講談社ミステリが文学の世界を揺さぶっていた。 だが、少なくとも今年に限って言えば、間違いなく早川SFだ。 つまり、円城塔の『Self-ReferenceENGINE』であり、宇野常寛の「ゼロ年代の想像力」であり、そしてこの伊藤計劃『虐殺器官』だ。 『虐殺器官』 裏表紙に書いてある解説には「近未来軍事諜報SF」とある。 最初は、まあ面白そうだけど別に買わなくてもいいや、くらいであった。 どこかのブログで、攻殻っぽいかも、と書かれており、

    伊藤計劃『虐殺器官』 - logical cypher scape2
  • 異色な物語その他の物語: 『ハーモニー』 伊藤計劃

  • 異色な物語その他の物語: 『虐殺器官』 伊藤計劃

  • 病院から宣伝です - 伊藤計劃:第弐位相

    「一緒に死のう、この世界に抵抗するために――」 御冷ミァハは言い、みっつの白い錠剤を差し出した。21世紀後半、〈大災禍〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は医療経済を核にした福祉厚生社会を実現していた。誰もが互いのことを気遣い、親密に“しなければならない”ユートピア。体内を常時監視する医療分子により病気はほぼ消滅し、人々は健康を第一とする価値観による社会を形成したのだ。そんな優しさと倫理が真綿で首を絞めるような世界に抵抗するため、3人の少女は餓死することを選択した ──。 それから13年後、医療社会に襲いかかった未曾有の危機に、かつて自殺を試みて死ねなかった少女、現在は世界保健機構の生命監査機関に所属する霧慧トァンは、あのときの自殺の試みで唯ひとり死んだはずの友人の影を見る。これは、“人類”の最終局面に立ち会ったふたりの女性の物語──。『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。 これが

    病院から宣伝です - 伊藤計劃:第弐位相
    inmymemory
    inmymemory 2008/12/31
    伊藤計劃さん自身のはてダで「ハーモニー」宣伝
  • 田中ロミオファンの好きな作家/作品は? - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地

    かみしろさまのところを拝見していて、田中ロミオファンにチャック・パラニュークファンが結構多いらしいと思いました。まあ根拠はweb上で複数人がコメントしていたことと「自分もそうなんだけど」程度でしかないのですが。まあそれはさておき、web上のロミオファンを自称する人々を集めて、普段どんなを読んでいるか、好きな作家はだれか、というのをアンケートしてみるというのも面白そうだなあと思ったり。全国のロミオファン、よってたかれー。 【バカは途方もないことを云った】 というわけで好きな作家の作品を適当に5冊。10冊書こうかと思ったのだけどめどいので5冊ということで。 チャック・パラニューク「サバイバー」 かみしろさまのところでも話題になってた作品。集団自殺した新興宗教の唯一の生き残りの主人公が、広告代理店によって新たな新興宗教の教祖としてフレームアップされていく過程を、ハイジャックした飛行機のフライト

    田中ロミオファンの好きな作家/作品は? - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地
    inmymemory
    inmymemory 2008/12/31
    チャック・パラニューク「サバイバー」 中島敦「山月記」 荒山徹「十兵衛両断」 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「愛はさだめ、さだめは死」 小松和彦「憑霊信仰論」
  • ボーイミーツガール、あるいはゼロ年代の想像力的覚書(メモ) - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地

  • BLUE ON BLUE(XPD SIDE) - 伊藤計劃「虐殺器官」

    今日も暑い。もう梅雨明けしたみたいな暑さ。かんかん照りで汗がとめどなく流れてくる。勘弁してほしい。 伊藤計劃「虐殺器官」を読んだら、かなり久しぶりに文章を書きたくなった。いい刺激になった、ということ。 あと、最終弁当氏の肉擬装関連エントリ読んでたら、唐突にハンバーグがべたくなった。なんだかなあ。 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) 作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/06メディア: 単行購入: 26人 クリック: 817回この商品を含むブログ (326件) を見る 9.11以後、激化の一途をたどる"テロとの戦い"は、サラエボが手製の核爆弾に拠って消滅した日を境に転機を迎えた。先進資主義諸国は個人情報認証による厳格な管理体制を構築、社会からテロを一掃するが、いっぽう後進諸国では内戦や民族虐殺が凄まじい勢いで増加していた。その背後でつねに囁か

    BLUE ON BLUE(XPD SIDE) - 伊藤計劃「虐殺器官」
  • 伊藤計劃「ハーモニー」――「わたし」と「世界」を巡る物語―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地

    ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/12メディア: 単行購入: 50人 クリック: 931回この商品を含むブログ (329件) を見る先日読了したので、Twitterでメモしたことなどを下敷きに、少しばかり論じてみたい。 伊藤計劃の小説は常に一人称で書かれているのだが、この「わたし」への固執――すなわち実存への固執という問題意識が、彼の書く物語のテーマやギミックと密接に絡まりあっていること――具体的には「わたし」という存在と、それを生み出した近代的スキームの解体を追求するために、あえて使われているということを指摘したい。 そもそも近代において、「わたし」という存在は世界との対立に生ずる存在であるがゆえに、「わたし」にとって世界は来的に異物であり、耐え難い。しかし「世界」は「わたし」に対して圧倒的であり、ゆ

    伊藤計劃「ハーモニー」――「わたし」と「世界」を巡る物語―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地
  • 同時代文学としてのブギーポップシリーズ――経験不可能性と服喪の物語(メモ) - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地

    ついったからの転載・改稿。 上遠野浩平「ブギーポップは笑わない」から始まった、一連の作品――いわゆるブギーポップシリーズは、同時代文学として多くのロスジェネ世代から支持されたのだが、それは何故だったのか、ということを語ってみる。 ブギーポップシリーズの登場人物たちの多くは、物語の中で、自己が置かれた状況の質や大局から一貫して疎外され、その過程でさまざまなものを失う。彼らの物語はそれぞれの個別的な体験であり、ブギーポップを巡る物語はそうした小さな物語の編集に拠って成立する断片の集合体である。 彼らは、社会の分子化による多様化とそれによる超越的審級の衰退に伴い、事物の質性(あるいは事物の質性という幻想)を経験できなくなり、結果として世界を見失った「ぼくら」の世代の象徴だ。その悲哀を打ち破るためには「あえて」「世界の敵」となり、それによって事物の質性へとアクセスし世界を回復しようとするロ

    同時代文学としてのブギーポップシリーズ――経験不可能性と服喪の物語(メモ) - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地
  • 暗いニュースリンク: カート・ヴォネガットのラストインタビュー

    カート・ヴォネガットのラスト・インタビュー今は亡き偉大なる作家にとって家族、無神論、インディアナでの楽しみとは by ヘザー・オーグスティン(The Times of Northwest Indiana新聞記者):In These Times WEB2007年5月9日掲載 今年4月27日、カート・ヴォネガットはインディアナポリスの特別文化事業「ヴォネガット年」のために講演を行う予定でした。2月28日、私はニューヨーク在住のヴォネガット氏と電話で話しましたが、それが彼の最後のインタビューになったのです。 ヴォネガット氏は具合が悪かったため、長くは話せませんでしたが、家族旅行の思い出や、先祖、家族とは何かについて話しました。悲しいことに、我等家族の一員、我々カラス(karass)の1人、真のアメリカ人、偉大な作家であるヴォネガット氏は他界されました。以下はその会話です。 質問者:「作品を書く動

    暗いニュースリンク: カート・ヴォネガットのラストインタビュー
  • 雑誌『プレジデント』の公式サイト:PRESIDENT Online - PRESIDENT

    2024年8月16日(金) 環境フォト・コンテスト / プレジデント「第31回 環境フォト・コンテスト2025」へのご応募、ありがとうございました! 2024年1月15日(月) 環境フォト・コンテスト / プレジデント「第30回 環境フォト・コンテスト2024」入賞作品を発表! 2023年1月13日(金) プレジデント / 環境フォト・コンテスト「第29回 環境フォト・コンテスト2023」入賞作品を発表! 2022年1月14日(金) 環境フォト・コンテスト / プレジデント「第28回 環境フォト・コンテスト2022」入賞作品を発表! 2021年2月8日(月) プレジデント読者のみなさまへお知らせ 2021年2月8日 2021年1月8日(金) 環境フォト・コンテスト / プレジデント「第27回 環境フォト・コンテスト2021」入賞作品を発表! 2020年1月10日(金) 環境フォト・コンテス

    雑誌『プレジデント』の公式サイト:PRESIDENT Online - PRESIDENT
  • 「村上春樹と柴田元幸とアメリカの憂鬱」三浦雅士インタビュー Excite エキサイト: ブックス

    アメリカ文学をまるでポップカルチャーのように身近な存在に変えてくれた翻訳者、村上春樹と柴田元幸。佐藤友哉や舞城王太郎、小野正嗣など、いま活躍する若手作家に大きな影響を与えた二人を通して見えて来る文学の新しいかたちを、三浦雅士は最新評論『村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ』(新書館)の中で解き明かしていく。文の約40%、117ページにものぼる柴田元幸のロングインタビューが挿入された大胆な構成の書は、まるで「柴田元幸」という異界へと向かった著者自身の「行きて帰りし物語」のようだ。そして、もうひとつの世界から戻った著者が気づいた世界文学の変容とは――。 評論家。『大航海』『ダンスマガジン』編集長。1984年、『メランコリーの水脈』でサントリー学芸賞、1996年『身体の零度』で読売文学賞、2002年『青春の終焉』で伊藤整賞&芸術選奨文部科学大臣賞受賞など。 『村上春樹と柴田元幸のもうひ

  • カズオ・イシグロ インタビュー 『わたしを離さないで』 そして村上春樹のこと : 大野和基のBehind the Secret Reports

    海外FX市場最先端情報が流れるプラットフォーム」 海外FX総評サイトとして優良海外FX業者の評判、口座開設、スプレッド情報など初心者から上級者まで幅広い方に リテラシー向上に向けて、FX業界で何度も出金停止や広告費未払いを経験した運営者が証券会社の情報などを フラットに解説していきます。

    カズオ・イシグロ インタビュー 『わたしを離さないで』 そして村上春樹のこと : 大野和基のBehind the Secret Reports
  • Literary Museum Studies - wiki side - 文学館一覧(地域別)

  • 藤森かよこの日本アイン・ランド研究会メインページ

  • アイン・ランド「水源―The Fountainhead」 - ワクワク人生のススメ!

    「水源」という、 ものすごい小説にブチ当たった幸せ。 水源―The Fountainhead 作者: アイン・ランド,藤森かよこ出版社/メーカー: ビジネス社発売日: 2004/07/08メディア: 単行購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (38件) を見る アメリカで500万部売れ、 20世紀を代表する小説、第2位だそうだ。*1 1000ページ2段組という辞書に匹敵するような厚み。 また50ページ読むのに1時間くらいかかったので、 都合20時間あまりを費やした計算。 毎日コツコツ読んでいたんですが、 最終章は一気読み。 非常に楽しませてもらいました。 ものすごい小説を出してくれた、 出版社・翻訳者に感謝ですね。*2 「水源」という小説は、 良い意味での自分主義を貫くことで、 日々の生活は茨の道となるが、 最終的に人生の幸せを掴む事が出来るというお話。 小説と言うよりも

    アイン・ランド「水源―The Fountainhead」 - ワクワク人生のススメ!
    inmymemory
    inmymemory 2008/12/31
    訳者の藤森かよこさんがコメント書いている
  • この本がスゴい2008 - ワクワク人生のススメ!

    今年も当に良い達に巡り会えました。 数々の良いを紹介してくれた人たちに、心より感謝をします。 自分が2008年に面白い! と思ったを5冊厳選して紹介します。 水滸伝 水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44) 作者: 北方謙三出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/10/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (148件) を見る 圧倒的1位! この物語に出会えて良かった、と心底思えた。 全19巻というボリュームなのに、再読までしてしまう始末。 読む度に心が震え、そして泣ける。 元々散文的なストーリーである水滸伝を丹念に分解し、 塩の道、志、替天行道という大きな柱を付け、 再構築された物語は、当に圧巻。 原作が持つ明るさ、軽さを捨て、 徹底的に人々の熱さを語り続ける北方謙三の豪腕には、 ほんと頭が下がる。 この物語を読まずして、死ぬ

    この本がスゴい2008 - ワクワク人生のススメ!
  • 北方謙三 水滸伝(文庫版)完結 - ワクワク人生のススメ!

    毎月1冊刊行の北方水滸伝19巻が先日完結した。 水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44) 作者: 北方謙三出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/10/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (148件) を見る 毎月出る文庫版を、 発売日に買っては一気読みを繰り返していたが、 19巻も発売日に即買いし読み始めた。 何時にも増してを読む手が止まらない。 どうなるのか?どうなるのか?という疑問に対して、 これでもか、これでもか、と散りゆく好漢たち。 水滸伝の最後は儚いものだけど、 北方水滸伝の最終巻は、とにかく切ない。 読み終わった瞬間の感想を正直に書けば、 この終わり方は「個人的に」納得がいかなかった。 「水滸伝」としては完結しているが、 続編が前提での終わり方で、物語が閉じていない。 いや、言い換えれば、 一つの流れは確実に止まった、

    北方謙三 水滸伝(文庫版)完結 - ワクワク人生のススメ!
  • 京都大学所蔵資料でたどる文学史年表

    京都大学とプリンストン大学の共同事業により、総合博物館が所蔵する駿河伊達氏伝来の古文書(中世分)56点を公開しました。全体として将軍や守護など上級権力の発給文書が多く、伊達景宗の軍忠状なども含まれます。とくに、南北朝・室町期の今川氏の文書は、他に現存の例が少ない貴重なものです。

  • http://d21.boxerblog.com/discover/2008/03/danko.html

    inmymemory
    inmymemory 2008/12/31
    なんであれ「理由」を求めると決断できなくなる←結婚した理由?たしかにない。「時が来た」。それだけだと思う。
  • 勝間和代のBook Lovers (ブックラバーズ): 12月第3週のゲストは、スペシャルゲスト、林真理子さんです

    inmymemory
    inmymemory 2008/12/31
    林真理子のセレクト。意外なラインナップ cf. http://d.hatena.ne.jp/geko_sishibuhuo/20081225