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ブックマーク / lepantoh.hatenadiary.org (3)

  • lepantoh的2005年面白かった漫画ベスト10 - 無言の日記−It’s Nothing, Don’t Mention That

    あーっはっはやるべきこと全て後回しにしてキングダムハーツⅡをクリアしてましたよ。ゲームって恐ろしい。そんなことよりもここは漫画日記なんですよ!だから漫画総括だけはやりますよ! 1位 岩明均『ヒストリエ』1〜3巻 1,2巻が2004年のベストだったので、3巻も朝早く買いに行って通学途中に電車で読んでいました。が、最初の2話!最初の2話で電車の中で嗚咽。とりあえず読むのをやめてひたすら喚起された感情をかみ締めてました。This comic rocks! 絶対にあなたを揺さぶる何かがあります。必読。 関連:ヒストリエは自分的今年の漫画ランキング上位にい込むこと必至/岩明均のヒストリエ以外の作品(ついでだし) 2位 よしながふみ『愛すべき娘たち』全1巻 恐ッ。よしながふみ、恐ッ!萩尾望都『トーマの心臓』の所為で少女漫画史的にもはやタブーの落とし方となった“修道院に行く”というモチーフを、まさか「

    lepantoh的2005年面白かった漫画ベスト10 - 無言の日記−It’s Nothing, Don’t Mention That
  • 萩尾望都作品における救済者の性格

    以前予告したミニ論文の序の序、前提です。1/2いちお完成 萩尾望都『トーマの心臓』『訪問者』既読を前提として話を進めています。未読者は決してこの先を読まないことをオススメします。これから私は『トーマの心臓』についてかなり偏った意見を表明しますのでご了承ください。 ユリスモールはなぜ神学校に行ったのだろうか? 『トーマの心臓』を読んだ後、私たちの心に残る余韻、そしてやるせなさの原因であるひとつの疑問。その疑問が『トーマの心臓』を名作たらしめているとすら言うことが出来る、と私は感じている。しかし、『訪問者』を読んだ時、ようやく私の中で何かがつながった。トーマの心臓』において、萩尾望都が達成できなかったこと――それを何度も何度も反復している、そしてやり直そうとしているのが萩尾望都の作品ではないか?そしてそれは最終的に、「神学校にいかなかったユーリの物語」と萩尾人が語る、『残酷な神が支配する』を

    萩尾望都作品における救済者の性格
  • 2005-12-06

    一般的に語られる「24年組らしい」と思われる要素は以下のものを基準にしていることが多いのではないでしょうか?そして、それを古き良き少女漫画と思っている人も多いのでは。しかし、それはすべて『メッシュ』で覆されています。少女漫画の1980年代を振り返る土台となしましょう。 宮迫千鶴の『超少女へ』で指摘された萩尾望都作品内の性(ジェンダー)とでも言うべきもの。少女漫画を読む上で非常に良い指針となる偉大な発明。定義がとても簡潔で良い。 〈少女〉……〈認識行為〉と〈主体性〉を封印し、繭にこもって王子様を待つ少女 〈非少女〉…〈認識行為〉と〈主体性〉を併せ持つ少女 とにかく、少女漫画が問題にして、かつ獲得しようとしているものを〈認識行為〉と〈主体性〉と言い当てたところが偉大。ただし、70年代、24年組が少年主人公という装置を通して半ば前提条件的に〈非少女〉を登場させたのに対し、萩尾は『メッシュ』でそこ

    2005-12-06
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