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cinemaに関するinmymemoryのブックマーク (976)

  • 今週の本棚・この人この3冊:パトリシア・ハイスミス=小林信彦・選 - 毎日jp(毎日新聞)

    <1>太陽がいっぱい(ハイスミス著/現在手に入るのは、佐宗鈴夫訳/河出文庫/903円) <2>見知らぬ乗客(ハイスミス著、青田勝訳/角川文庫/820円) <3>孤独の街角(ハイスミス著、榊優子訳/扶桑社ミステリー/品切れ) パトリシア・ハイスミスの翻訳を出せ、と私がしつこく書いたのは二十年ほど前か。 そのせいではなく、ある作品が日でその年の人気一位になったので、一時的に人気が上り、ほぼ全作品が、角川文庫、河出文庫、扶桑社ミステリーと三つの文庫でならび、単行も出た。 日でハイスミス女史が有名なのは、ルネ・クレマン監督の「太陽がいっぱい」の原作者としてであり、アラン・ドロン、モーリス・ロネ、マリー・ラフォレの美男美女が複雑にからむストーリーとラストの衝撃で一九六〇年度の話題をさらった。 アンリ・ドカエの撮影もすごかったが、魚市場のシーンで流れるニーノ・ロータの音楽がすばらしく、パトリシア

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    inmymemory 2012/01/30
    “ヒッチコックが「見知らぬ乗客」映画化に際してのストーリー改変は「太陽がいっぱい」よりも激しく、クライマックスはエドマンド・クリスピン『消えた玩具屋』の<回転木馬の暴走>にヒントを得たのではないか”
  • OUTSIDE IN TOKYO / カプリッチ・フィルムズ ベスト・セレクション<br />先鋭的であること:映画批評の現在とは

    東京日仏学院、今年一発目の特集上映「カプリッチ・フィルムズ ベスト・セレクション」がいよいよ始まろうとしている。フランスで最も先鋭的な作品の製作・配給・出版を手掛けるレーベルとして注目されている"カプリッチ・フィルムズ"の傑作群が一挙上映され、『、聖職者、奴隷』の木下香監督、boidの樋口泰人氏、カプリッチ・フィルムズのティエリー・ルナス氏らが登壇するトークショーも予定されている。もはや自明のものではなくなった"映画批評"は、現代において未だ有効なのか?という疑問符を頭の片隅に抱きつつも、ロバート・クレイマー、ジャン=クロード・ルソー、ストローブ=ユイレ、アルベルト・セラら、その作品自体がラディカルな映画批評そのものである傑作群に触れ、トークショーの熱に絆されるうちに、そんな疑問符はどこかに消し飛んでいるに違いない。

  • OUTSIDE IN TOKYO:映画の21世紀をみつめて

    作において、劇作家・演出家、松田正隆の同名戯曲のセリフを一言一句変えずに映画化することに挑戦した越川道夫監督は、主人公の女を演じる河野知美と夫を演じる梅田誠弘の演技、存在感の素晴らしさも相まって、演劇の一回性を生々しく捉えた、”映画”ならではの見事な呼吸が息づく作品を創り上げた。ここに、間違いなく代表作の一つになるであろう作品『水いらずの星』を撮り上げた、越川道夫監督のインタヴューをお届けする。

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    inmymemory 2012/01/30
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  • The Dust of Time――追悼テオ・アンゲロプロス - qfwfqの水に流して Una pietra sopra

    1月25日朝日新聞朝刊に掲載された斎藤美奈子の文芸時評は、今期芥川賞を受賞した二作を取り上げ、ワイドショーなどで話題の田中慎弥の「共喰い」についてこう書いている。「淀んだ川や釣った鰻が性器の暗喩になっているあたりは陳腐だが、すぐに映画化できそうな、わかりやすいドラマ性を備えている。往年のATG映画ですね、テイストは」 なるほどね。長谷川和彦の『青春の殺人者』とかですね*1。一瞬にして映像が目に浮かぶ。まあ「レッテル貼り」といえばそのとおりだが、さすがにうまい。しかし、「往年のATG映画」といってすぐにピンと来るのは、名画座で追っかけて見た世代を含めてもせいぜい五十代以上の人たちのそれもごく一部だろう。ATG映画の何かは名作として見られ続けてゆくだろうが、総体としての「ATG映画」が時代の中で持っていた意味は、もはや若い世代には伝わらないだろう。そういうものだ。 その日の夕刊に、テオ・アン

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  • アニメ長編映画ランキング トップ50 (英情報誌「タイムアウト・ロンドン」発表) - おすすめ マイベスト映画&DVD

    アニメ長編映画ランキング トップ50 (英情報誌「タイムアウト・ロンドン」発表) - おすすめのマイベスト映画とDVD [ アニメーション映画 ] その他 に関する作品。感想や批評などを交えて、主に洋画を紹介しているブログです。 記事「アニメ長編映画ランキング トップ50 (英情報誌「タイムアウト・ロンドン」発表)」をご参考下さい。 おすすめ映画 TOPサイトマップ全映画タイトルジャンル別タイトルアンケート結果面白いランキング TOP [ アニメーション映画 ] その他 アニメ長編映画ランキング トップ50 (英情報誌「タイムアウト・ロンドン」発表) アニメ長編映画ランキング トップ50 (英情報誌「タイムアウト・ロンドン」発表) 11.02 英ロンドンのタウン情報誌「タイムアウト・ロンドン」が「アニメ長編映画オールタイムトップ50(Time Out's 50 greatest anima

    アニメ長編映画ランキング トップ50 (英情報誌「タイムアウト・ロンドン」発表) - おすすめ マイベスト映画&DVD
  • http://seichi-nippon.com/otaku/Top-10-anime-movies-of-all-time

  • 無声映画「アーティスト」、放送映画批評家協会賞で作品賞ほか4冠 : 映画ニュース - 映画.com

    賞レースを席巻中の「アーティスト」(C)La Petite Reine – Studio 37 – La Classe Américaine – JD Prod – France 3 Cinéma – Jouror Productions – uFilm[映画.com ニュース] アカデミー賞レースの前しょう戦として注目される放送映画批評家協会(BFCA)主催、第17回クリティックチョイス・アワードが発表され、最多11部門でノミネートされた話題のモノクロ無声映画「アーティスト」が作品賞、監督賞、作曲賞、衣装デザイン賞の最多4部門で受賞した。 同じく11部門でノミネートされていた巨匠マーティン・スコセッシ監督初の3D作品「ヒューゴの不思議な発明」は、美術賞のみの受賞にとどまった。ただしスコセッシ監督は、「ジョージ・ハリスン リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」でドキュメンタリー映画

    無声映画「アーティスト」、放送映画批評家協会賞で作品賞ほか4冠 : 映画ニュース - 映画.com
    inmymemory
    inmymemory 2012/01/25
    BFCA賞は、過去の実績からアカデミー賞にもっとも近い賞といわれている。
  • 「ヒューゴの不思議な発明」最多11部門ノミネート!スコセッシ監督来日決定 : 映画ニュース - 映画.com

    来日するマーティン・スコセッシ監督(C)Paramount Pictures 2011[映画.com ニュース] マーティン・スコセッシ監督の最新作「ヒューゴの不思議な発明」が、第84回アカデミー賞のノミネート発表で11部門に名を連ねた。1月24日(現地時間)に、同賞を主催する映画芸術科学アカデミーが発表し、作品賞、監督賞をはじめ脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装賞、作曲賞、録音賞、音響編集賞、視覚効果賞という11部門での最多ノミネートとなった。 配給のパラマウント・ピクチャーズはこの日、スコセッシ監督の約5年ぶりとなる来日を発表。「ディパーテッド」で2007年1月にレオナルド・ディカプリオと来日して以来となる。 第69回ゴールデン・グローブ賞で最優秀監督賞を受賞したほか、世界の映画賞で28部門を受賞、113部門のノミネートを誇った(1月23日現在)。スコセッシ監督は、2月16日に都内の

    「ヒューゴの不思議な発明」最多11部門ノミネート!スコセッシ監督来日決定 : 映画ニュース - 映画.com
  • 英国アカデミー賞ノミネート発表 「アーティスト」が最多12部門 : 映画ニュース - 映画.com

    賞レースで圧倒的な強さを見せている「アーティスト」(C)La Petite Reine – Studio 37 – La Classe Américaine – JD Prod – France 3 Cinéma – Jouror Productions – uFilm[映画.com ニュース] 英国アカデミー(BAFTA)賞のノミネーションが1月17日に発表され、先日のゴールデン・グローブ賞でも作品賞を含む3部門を制し、ここまでの賞レースで圧倒的な強さを見せているモノクロ無声映画「アーティスト」が、作品賞、監督賞、脚賞、主演男女優賞を含む最多12部門でノミネートされた。 次いで主要11部門でノミネートされたのが、ジョン・ル・カレのスパイ小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を映画化したイギリス映画「裏切りのサーカス」。マーティン・スコセッシ監督初の3D作品「ヒューゴの不思議な

    英国アカデミー賞ノミネート発表 「アーティスト」が最多12部門 : 映画ニュース - 映画.com
  • 米タイム誌が選ぶ「2011年の映画予告編ベスト10」 : 映画ニュース - 映画.com

    10のなかに選ばれた「ドラゴン・タトゥーの女」[映画.com ニュース] 米タイム誌が、2011年に上映された映画予告編のベスト10を発表した。 10のなかに選ばれた「ドラゴン・タトゥーの女」(デビッド・フィンチャー監督)の予告編は、米エンターテインメント・ウィークリー誌による「2011年の予告編ベスト25」の第1位にも選ばれたほか、ティーザーや使用楽曲(トレント・レズナーとカレンOのカバーによるレッド・ツェッペリン「移民の歌」)も含めて大きな話題になった。 ちなみにフィンチャー監督作品は、昨年も「ソーシャル・ネットワーク」の予告編が、優れた映画予告編に与えられる第12回ゴールデン・トレーラー・アワードの最優秀賞に選ばれている。 ベスト10は以下の通り(順不同)。

    米タイム誌が選ぶ「2011年の映画予告編ベスト10」 : 映画ニュース - 映画.com
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    inmymemory 2012/01/25
    「ドラゴン・タトゥーの女」(デビッド・フィンチャー監督)の予告編は、米エンターテインメント・ウィークリー誌による「2011年の予告編ベスト25」の第1位にも選ばれた
  • 米タイム誌が選ぶ「カラー時代のモノクロ映画ベスト10」 : 映画ニュース - 映画.com

    オスカー候補の呼び声も高い「ジ・アーティスト」(C)La Petite Reine – Studio 37 – La Classe Américaine – JD Prod – France 3 Cinéma – Jouror Productions – uFilm[映画.com ニュース] 無声映画のスターの栄枯盛衰をモノクロの無声映画として描く野心作「ジ・アーティスト(原題)」が、ニューヨーク批評家協会賞の作品賞と監督賞を受賞し、今年のアカデミー賞レースのダークホースとして一躍注目を集めている。それを受けて、米タイム誌が「カラー映画時代のモノクロ映画ベスト10」を発表した。

    米タイム誌が選ぶ「カラー時代のモノクロ映画ベスト10」 : 映画ニュース - 映画.com
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    inmymemory 2012/01/25
    モノクロの無声映画として描く野心作「アーティスト」が今年のアカデミー賞レースのダークホースとして一躍注目を集めているのを受けて、米タイム誌が「カラー映画時代のモノクロ映画ベスト10」を発表
  • アカデミー賞で波乱!マーティン・スコセッシ監督『ヒューゴの不思議な発明』が最多11部門ノミネート!『アーティスト』は10部門-ノミネート全リスト:第84回アカデミー賞|シネマトゥデイ

    アカデミー賞で波乱!マーティン・スコセッシ監督『ヒューゴの不思議な発明』が最多11部門ノミネート!『アーティスト』は10部門-ノミネート全リスト 最多ノミネートを果たした、マーティン・スコセッシ監督『ヒューゴの不思議な発明』 - (C) 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved 第84回アカデミー賞のノミネーションが現地時間24日、米ロサンゼルスのサミュエル・ゴールドウィン・シアターにて発表され、マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』が作品賞と監督賞を含む最多11部門でノミネートされた。ゴールデン・グローブ賞で最多3部門受賞を達成するなど、賞レースを席巻していたモノクロサイレント映画『アーティスト』は次いで10部門のノミネート。また、主演男優賞へのノミネートが確実視されていたレオナルド・ディカプリオが選から漏れるなど、波乱含み

    アカデミー賞で波乱!マーティン・スコセッシ監督『ヒューゴの不思議な発明』が最多11部門ノミネート!『アーティスト』は10部門-ノミネート全リスト:第84回アカデミー賞|シネマトゥデイ
  • ミシェル・アザナヴィシウス - Wikipedia

    ジャン・デュジャルダンを主演としたスパイ映画のパロディ作品『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』、『OSS 117 リオデジャネイロ応答なし』で知られる。2011年には『アーティスト』が第64回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映された[2]。パルム・ドールは『ツリー・オブ・ライフ』に譲ったものの、主演のデュジャルダンが男優賞を受賞した[3]。また同作は第84回アカデミー賞で10部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞など5部門で受賞した。 ユダヤ系リトアニア人の家庭に生まれた。映画を監督する以前、彼はテレビ界で働いており、Canal+チャンネルでキャリアをスタートさせ、1988年に監督を始めた[4]。彼はその後リーボックやブイグテレコムといった企業のコマーシャルを監督したり、1993年に初めてのフィーチャー映画『La Classe américaine』をテレビ映画

    ミシェル・アザナヴィシウス - Wikipedia
  • トム・フーパー - Wikipedia

    トム・フーパー(Tom Hooper, 1972年10月5日 - )は、イングランド・ロンドン出身の映画監督、テレビドラマ演出家。 2010年の『英国王のスピーチ』がアカデミー作品賞をはじめとする様々な賞を受賞し、フーパー自身もアカデミー監督賞を受賞した。 父はイギリス人のメディア関連のビジネスマンであり、母親はオーストラリア人の作家で学者。ロンドンハイゲートのインディペンデント・スクールであるハイゲート・スクールから、ウェストミンスター・スクールを経て、オックスフォード大学を卒業。ハイゲート・スクールの頃に、演劇担当の教師に影響を受けてから映画監督を目指し、映画を撮るようになる。1992年に15分の短編映画『Painted Faces』でプロの演出家としてデビュー。 その後、イギリスで数多くのテレビドラマを演出。2006年に『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』を監督し、プライムタイム・

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  • 涙がボロボロでる感動映画 : 哲学ニュースnwk

    2012年01月21日20:48 涙がボロボロでる感動映画 Tweet 4:名無シネマさん:2008/10/01(水) 13:18:40 ID:oObpPPrP ニュー・シネマ・パラダイス 中年男性が映画に魅せられた少年時代と青年時代の恋愛を回想する物語。 感傷と郷愁、映画への愛情が描かれた作品である。後述の劇場公開版が国外において好評を博し、 しばらく停滞期に入っていたイタリア映画の復活を、内外一般に印象付ける作品となった。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ニュー・シネマ・パラダイス 6: 名無シネマさん:2008/10/05(日) 09:31:28 ID:ynKEGP5/ 映画じゃないけど、北の国からでも観てろよ。 7: 名無シネマさん:2008/10/05(日) 13:13:39 ID:n+Zq03E9 >>6 あれは何故名作なのか? 脚が良かったのか、監

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  • OUTSIDE IN TOKYO / トラン・アン・ユン 『ノルウェイの森』レビュー

    先頃、初来日を果たしたファティ・アキン監督に、初めての東京の印象を伺ったところ、「『ロスト・イン・トランスレーション』や『バベル』を観て思い描いたのとは全く違う印象の街だ」との答えが返ってきた。アキン監督が宿泊していたのは、下町風情を残す銀座の京橋寄りのエリアにあるホテルだったから、東京という街に対して『ロスト・イン・トランスレーション』(03)でスカーレット・ヨハンセンが宿泊していたパークハイアット・ホテルや『バベル』(06)で役所広司と菊地凛子が抱擁する高層マンションといった、都会的に洗練されたイメージを持っていたのだとしたら、そう感じるのも無理もない。映画作家は、自らのフィルターを通してその土地を切り取り、そして、そこであってそこでないような、この世のどこにも存在しないかのような場所を幻視し、映像化するが、『ノルウェイの森』のトラン・アン・ユン監督は、こと"68年の日"を幻視したと

  • OUTSIDE IN TOKYO / ボリス・バルネット傑作選

    では戦前の1934年に『国境の町』が上映されて以来、長きに渡ってその存在が忘れ去られていた、あるいは、意図的に放置されてきたとされるソ連の名匠ボリス・バルネットは、世界的には1950年代にアンリ・ラングロワのシネマテーク・フランセーズが中心になり、ゴダールとリヴェットらカイエ一派がバルネット再評価の機運を高めたが、ボリス・バルネット人は、1965年に自ら命を絶ってしまう。蓮實重彦はバルネットが死の直前に作った作品『休暇』を評して、「これが映画だと何の根拠もなく断言することの喜びにあふれた作品であって、こうしたおおらかな肯定的精神の持ち主がどうしてみずからの命を絶たねばならなかったのかと心から残念に思われ」ると記している。その後、1975年にはニューヨークで回顧展が行われ、1985年のロカルノ国際映画祭では「最も完璧に近いかたちでの特集上映」が組まれたという。 そのロカルノ国際映画祭に

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    inmymemory 2012/01/24
    2012年1月21日(土)よりユーロスペースにてレイトショー
  • OUTSIDE IN TOKYO / 2011年日本公開新作映画ベスト10

    イーデン・コーキル(ジャパン・タイムズ編集局学芸部長) 小倉聖子(VALERIA/映画宣伝パブリシスト) 鍛冶紀子(OUTSIDE IN TOKYO) 江口研一(OUTSIDE IN TOKYO) 上原輝樹(OUTSIDE IN TOKYO)

  • OUTSIDE IN TOKYO / 2010年日本公開新作映画ベスト10

    ジャパン・タイムズ編集局学芸部長。1997年の来日以来、長沢アートパーク・アーティスト・イン・レジデンス事業、森美術館を経て、 2007年よりジャパン・タイムズ勤務、2010年より現職。シドニー大学文学部日文化学科では、名作文学を原作とした市川崑監督 映画(『野火』、『炎上』と『ビルマの竪琴』) を研究。

  • OUTSIDE IN TOKYO / 2009年日本公開新作映画ベスト10

    『しんぼる』松人志 『チェンジリング』クリント・イーストウッド 『3時10分、決断のとき』ジェームズ・マンゴールド 『イングロリアス・バスターズ』クエンティン・タランティーノ 『オーストラリア』バズ・ラーマン 『花と兵隊』松林要樹 『それでも恋するバルセロナ』ウディ・アレン 『アバター』ジェームズ・キャメロン 『パブリック・エネミーズ』マイケル・マン 『グラン・トリノ』クリント・イーストウッド 今年、映画館でもっとも面白い体験をさせてくれた作品は、松人志の手によるものだった。簡単に言ってしまえば、テレビのお笑い芸人として長いキャリアを持つ松の監督二作目(2007年の『大日人』に続く)『しんぼる』はこれまで見たことのないタイプの映画だ。 あるレベルでは完全に超現実的で、パジャマに身を包んだ松人が扮する主人公が、真白い部屋で、時折壁のレリーフとして浮き出る天使たちの陰茎を押しながら