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sfに関するinmymemoryのブックマーク (511)

  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その10 現代SF――「現代」ってなんのこっちゃ?(69〜75) - 万来堂日記3rd(仮)

    サイバーパンク運動が終わってもSFは続く。 90年代以降、わかりやすい大きな流れは特にない。もちろん、注目すべき流れや作品・作家はある。 言い換えると、まだまだきちんとした世界地図を誰も書いていない程度には、90年代以降の海外SFは混沌としている。あなたが読み進めていったら、あなたなりの地図が出来上がるだろう。それがまた読書の面白いところでもあるんじゃないかな。 私の読書量など大したことはないので、多くの作家、作品に触れることができない。であるから、網羅的な紹介というよりは個人的に好きな作家・作品に限定する形で行こうかと思う。網羅的に行こうと思ったら、他にも覚えておいた方がいい名前はたくさんある。例えばポール・J・マコーリィ、ジェフ・ヌーン、スティーブン・バクスター、デイヴィッド・ファインタック、デイヴィッド・ウェーバー、ニール・スティーブンスン、ジョン・C・ライト、ロバート・J・ソウヤー

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その10 現代SF――「現代」ってなんのこっちゃ?(69〜75) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 『The Space Merchants』 - ユはゆかりんのユ

    海外, シリル・M・コーンブルース, フレデリック・ポール | 宇宙商人 (1984年) (ハヤカワ文庫―SF)作者: C.M.コーンブルース, 加島祥造出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1984/06メディア: 文庫 だれも口にしないからぼくが口にするが、いやひょっとしたらぼくが知らないだけでみんな口にしてたのかもしれんが、もしみんな言ってたのだとしたらとうの昔に終わったことをわざわざ蒸し返す空気の読めない人になっちゃいそうでイヤなんだが、胸にもやもやしたものを抱えたまま生きていくのはもっとイヤなので、今さらではあるけれどとりあえず言っておく。 このエントリーを読んで絶望した。 とはいっても、内容のあまりの薄っぺらさに絶望したわけではない。件の氏はここ数年、ごく一部のエントリーを除けばもっぱらこのような薄っぺらな文章ばかり書いているので、半ば自覚的に半ば無自覚にツッコミどころ満載な釣

  • Something Orange

    ようこそゲストさん ブログトップ 記事一覧 ログイン無料ブログ開設 ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設 Something Orange

  • 非SF者に薦めるたった3冊の入門書

    小川一水「フリーランチの時代」(ハヤカワ文庫)短編集。特に「Live me Me.」と「Slowlife in Starship」は入門として理想的な完璧さ。同じ短編集である「老ヴォールの惑星」でも良いが、入門なら上記を薦める。 内容が面白いのは当然だけど、最近発売されたから簡単に探しやすいってのもオススメの理由であったりする。こういう入門書とかで、絶版になった過去の名作とか薦めても仕方ないしね。 グレッグ・イーガン「順列都市」上・下(ハヤカワ文庫)小川一水で準備体操を終えたら、イーガンに挑戦してほしい。理知と言語感覚と背景世界の美しさを味わいつつ、自分が翻訳物に向いているかどうかも確かめる。 イーガンを読み終えることができたら、君も立派なSF者だ。多分。それで誰に何を自慢できるのかということは別として。 大きめの屋の文庫コーナーで「これだ!」と適当に選んだ1冊強いて言うなら、あまり厚

    非SF者に薦めるたった3冊の入門書
    inmymemory
    inmymemory 2008/09/06
    これくらいの個人的趣向がある選択はいいね
  • SF初心者これだけは読んどけ! : アルカン速報

    3 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/07/15(火) 01:17:05H・G・ウェルズ      「タイムマシン」  角川文庫/「タイム・マシン」  岩波文庫/創元SF文庫/ハヤカワ文庫SFほか 「宇宙戦争」  角川文庫/創元SF文庫/ハヤカワ文庫SF ジュール・ヴェルヌ    「海底二万里」  集英社文庫/創元SF文庫 A・E・ヴァン・ヴォクト   「宇宙船ビーグル号」  ハヤカワ文庫SF カート・ヴォネガット    「タイタンの妖女」  ハヤカワ文庫SF ジョージ・オーウェル   「1984年」  ハヤカワ文庫NV ブライアン・W・オールディス 「地球の長い午後」  ハヤカワ文庫SF オースン・スコット・カード   「エンダーのゲーム」  ハヤカワ文庫SF アーシュラ・K・ル・グィン   「闇の左手」  ハヤカワ文庫SF マイクル・クライトン    「アンドロメダ病原体」 

  • 東京創元社|復刊フェア2008

    東京創元社では、品切れ中の文庫作品を対象として、毎年“復刊フェア”を開催しています。2008年の復刊フェアのラインナップは以下のとおりです。内容の詳細については、それぞれの書名をクリックしてご覧ください。

  • Anima Solaris

    inmymemory
    inmymemory 2008/09/06
    SFとファンタジーに関する創作・書評・インタビュー・コラム・マンガ等のコンテンツを毎月お送りしているウェブ・マガジン
  • SPPAD60 homepage アヴラム・デイヴィッドスン・ファンサイト

    人気再燃!ポケモンGOをより楽しむウェアラブルデバイス4選 街中で『ポケモンGO』を遊ぶにしても、スマートフォンを出したりしまったりしながら歩くのはなかなか難し…

    SPPAD60 homepage アヴラム・デイヴィッドスン・ファンサイト
    inmymemory
    inmymemory 2008/09/06
    「エステルハージィ博士」の翻訳が読める!
  • アヴラム・デイヴィッドスン短編考課表

  • 奇妙な世界の片隅で: ロマンチック志向  風見潤編『見えない友だち34人+1―海外ロマンチックSF傑作選3 (1980年)』

    少女小説で知られる「コバルト・シリーズ」から、何冊かSF関係のアンソロジーが出ていたことは、今となっては、あまり知られていないかもしれません。難解なハードSFなどとは無縁、主に、恋愛やロマンチックな題材を扱った、どちらかというと、ファンタジー寄りの作品が多く選ばれているのが特徴です。 なかでも、さらにロマンチック路線を突き詰めたのが〈海外ロマンチックSF傑作選〉シリーズです。『魔女も恋をする』『たんぽぽ娘』『見えない友だち34人+1』と、全3巻のこのシリーズ、いまでもわりと人気があるようです。 さて、書『見えない友だち34人+1』(風見潤編 浅倉久志他訳 集英社文庫コバルト・シリーズ)は、全編初訳の作品を収めています。今でもこれ以外のでは、読めない作品が多いのではないでしょうか。 ゼナ・ヘンダースン『見えない友だち34人+1』 転校生のマーシャが、学校に連れてきたのは、空想上の友だち「

    奇妙な世界の片隅で: ロマンチック志向  風見潤編『見えない友だち34人+1―海外ロマンチックSF傑作選3 (1980年)』
    inmymemory
    inmymemory 2008/09/02
    集英社文庫コバルト・シリーズ 海外ロマンチックSF傑作選 全3巻(『魔女も恋をする』『たんぽぽ娘』『見えない友だち34人+1』)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その9 Everybody Loves Cyber Punks?(61〜68) - 万来堂日記3rd(仮)

    と、いうわけで、80年代に華麗に登場したサイバーパンクは瞬く間に燃え広がり、SFを席巻した。 ……のか? 当に? サイバーパンクはすごかった。それは確か。多くの才能を輩出したし、多くの影響をもたらしたし、それに続く作品や、他の作家が便利に使えるガジェットも生み出している。 生み出しているのだけれど、現状を見るに、サイバーパンクは非常に刺激的な傍流にとどまったのではないか、という思いがあったりするのだ。 前のエントリから孫引きすると サイバーパンク運動の提唱したことを簡単にまとめると、SFにおけるサイエンスってのを復権させようぜってのがひとつ。で、そのサイエンスやらテクノロジーやらってのが一部の特権的なものではなく、もっと日常に入り込んだ、社会に密着した、市井にまみれた様を書いていこうぜ、ってのがひとつ。 イメージとして、扱うサイエンスがサイバネティクスやIT技術に偏ってしまったというのが

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その9 Everybody Loves Cyber Punks?(61〜68) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その8 サイバーパンク農業(52〜60) - 万来堂日記3rd(仮)

    かつて、そこには豊かな森が広がっていた。最初期にそこに移り住んできた作家たちはその地域の利用可能な資源の豊かさに目を見張った。入植者たちは「SFktkr! これで勝つる!」と喜んだ。 仕留めやすい獲物も多かったし、果実ももぎ放題だった。 すぐ近くに農業に適した土地も見つけた。季節によってその土地を訪れる程度だった作家たちは、そこに定住し始めた。 やがて土地がやせてきたが、テムズ川の水が氾濫し、大洪水となった。新しい波とよばれたその洪水が引いた後には、豊かな土壌が土地を覆っていた。 農業の技法も発達し、なおも人口は増え続けたが、80年代を迎えるころには、再び土地がやせ始めていた。降雨量も減少しており、空気も乾いており、洪水を期待するわけにもいかなかった。 やがて血気盛んな若者たちが、「サイバーパンク! サイバーパンク! サイバーパンク! 大事なことなので(ry」と叫びながら森に火を放った。

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その8 サイバーパンク農業(52〜60) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その7 ツンデレファンタジア(47〜51) - 万来堂日記3rd(仮)

    80年代初頭に、グレゴリイ・ベンフォードあたりが筆頭になってファンタジー汚染論なるものが唱えられたことがある。簡単にまとめると 「なんか最近、舞台を『遠い未来の他の惑星』に置き換えただけのサイエンスファンタジーばっかし幅きかせやがって。俺らはもっとサイエンスサイエンスしたゴリゴリのSFが読みてえんだよ! ファンタジーのせいだファンタジーのせいだファンタジーのせいだ!」 といったもの。 しかし、考えてみれば幻想文学はSFよりも遥かに古い歴史を誇り、むしろSFがその分派といってもいいようなところがあるし、ル・グィンを筆頭にSFとファンタジー両方で傑作を物している作家だって多い(他にはファファード&グレイマウザーで知られるフリッツ・ライバーとか、「闇よ落ちるなかれ」やハロルド・シェイシリーズのL・スプレイグ・ディ・キャンプとか、「タウゼロ」や「折れた魔剣」のポール・アンダースンとかね)。 それに

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その7 ツンデレファンタジア(47〜51) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その6 我が赴くは古書の群れ(42〜46) - 万来堂日記3rd(仮)

    先のエントリで「というか、60年代後半から80年代を迎えるまでの作品群、なぜかいまでは入手しにくいものが多いのである」と書いたけれど、先のエントリで名前だけ挙げた作家たちの他にも、これから挙げる作家たちのことを念頭においてあのように書いたのだけれども。 42・「残像」ジョン・ヴァーリィ 43・「ブルー・シャンペン」ジョン・ヴァーリィ 44・「タフの方舟」ジョージ・R・R・マーティン 45・「リングワールド」ラリイ・ニーヴン 46・「大いなる天上の河」グレゴリイ・ベンフォード 残像 (ハヤカワ文庫 SF ウ 9-4) 作者:ジョン・ヴァーリイ早川書房Amazonブルー・シャンペン (ハヤカワ文庫) 作者:ジョン ヴァーリイ早川書房Amazonタフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF 作者:ジョージ・R.R. マーティン早川書房Amazonタフの方舟 2天の果実 (ハヤカワ文庫SF) 作者:ジョ

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その6 我が赴くは古書の群れ(42〜46) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その5 男がどんなに偉くても女のSFには敵わない(36〜41) - 万来堂日記3rd(仮)

    ニューウェーブ以降、80年代に入るまでわかりやすい運動・流れといったものはないのだけれど、すぐれた作品は多く生み出された。 そんな中でも注目すべきは女性作家の台頭だと思う。 36・「闇の左手」アーシュラ・K・ル・グィン 37・「所有せざる人々」アーシュラ・K・ル・グィン 38・「夢の蛇」ヴォンダ・N・マッキンタイア 39・「愛はさだめ、さだめは死」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 40・「老いたる霊長類の星への賛歌」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 41・「故郷から10000光年」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF 252) 作者:アーシュラ・K・ル・グィン早川書房Amazon所有せざる人々 (ハヤカワ文庫SF) 作者:アーシュラ・K・ル・グィン早川書房Amazon夢の蛇 (ハヤカワ文庫SF) 作者:ヴォンダ・N マッキンタイア早川書房Amazon愛はさ

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その5 男がどんなに偉くても女のSFには敵わない(36〜41) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その4 時代の流れに収まらない人たち(22〜35) - 万来堂日記3rd(仮)

    さて、なんとなく50年代、60年代ときて、じゃあ次は70年代なのだけれど、そういった流れを追うようなやり方だと、なかなか言及しにくいような作家・作品というのもでてくるわけですよ。 また、そんな作品・作家に限って好きだったり面白かったりするわけで。 22・「スローターハウス5」カート・ヴォネガット・ジュニア 23・「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」カート・ヴォネガット・ジュニア 24・「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」フィリップ・K・ディック 25・「流れよわが涙、と警官は言った」フィリップ・K・ディック 26・「火星のタイムスリップ」フィリップ・K・ディック 27・「九百人のお祖母さん」R・A・ラファティ 28・「どろぼう熊の惑星」R・A・ラファティ 29・「つぎの岩へつづく」R・A・ラファティ 30・「キャッチワールド」クリス・ボイス 31.「きみの血を」シオドア・スター

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その4 時代の流れに収まらない人たち(22〜35) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その3 新しい波がやってきた! ヤア! ヤア! ヤア!(15〜21) - 万来堂日記3rd(仮)

    60年代に入ると、イギリス発でニューウェーブと呼ばれる流れが起こる。簡単に言うと、マンネリ気味なSF業界に生きのいい若手が小説技巧やそれまでなかった主題や実験を武器に殴り込みをかけた。で、ジュディス・メリルという有名な編集者が「英国、SFを揺さぶる」というアンソロジーを組んだりして、エントリのタイトルはそれに由来する。 で、ニューウェーブを代表する作家といったら、なんといってもJ・G・バラードですよ! バラード! ……ハヤカワ文庫からバラードって、2冊しかでてないお? 15・「ハイ‐ライズ」J・G・バラード 16・「地球の長い午後」ブライアン・W・オールディス 17・「宇宙兵ブルース」ハリイ・ハリスン 18・「ノヴァ」サミュエル・R・ディレイニー 19・「アインシュタイン交点」サミュエル・R・ディレイニー 20・「人類皆殺し」トマス・M・ディッシュ 21・「地獄のハイウェイ」ロジャー・ゼラ

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その3 新しい波がやってきた! ヤア! ヤア! ヤア!(15〜21) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その2 赤コーナーより黄金時代の入場です!(5〜14) - 万来堂日記3rd(仮)

    英米のSFを語るときに、1950年代のことを黄金時代などと言ったりすることがある。 ようするに定番中の定番。鉄板中の鉄板。ミステリで言うならクリスティやらクイーンやら。歴史小説で言うなら司馬遼太郎やら藤沢周平やら。それくらいの作品が発表されたり、それくらいの作家が活躍したりした時期だ、くらいの認識でまあ問題ない。 5・「楽園の泉」アーサー・C・クラーク 6・「2001年宇宙の旅」アーサー・C・クラーク 7・「空想自然科学入門」アイザック・アシモフ 8・「われはロボット」アイザック・アシモフ 9・「愛に時間を」ロバート・A・ハインライン 10・「地球人のお荷物」アンダースン&ディクスン 11・「恋人たち」フィリップ・ホセ・ファーマー 12・「ジョナサンと宇宙クジラ」ロバート・F・ヤング 13・「華氏四五一度」レイ・ブラッドベリ 14・「火星年代記」レイ・ブラッドベリ 楽園の泉 (ハヤカワ文庫

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その2 赤コーナーより黄金時代の入場です!(5〜14) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その1 非英語圏強襲(1〜4) - 万来堂日記3rd(仮)

    以前からハヤカワ文庫はHOT HITと題してフェアを行っていたんだけれども、それがこの秋からハヤカワ文庫の100冊としてリニューアルするのだそうで。うち10タイトルをマニア垂涎の復刻・復刊が占めていたり、25タイトルが新しいカバーになったり、フェア参加作品をすべて網羅したカラー・カタログを作ったりとかなり気モードに入っているみたいだ。 そういうのを見ると、収集癖のある読みってのはいてもたってもいられなくなるってものであって、ねえ旦那。 思わずSF関係だけでハヤカワ文庫から100タイトル、リストアップしたりしてしまった。 いや、いざリストを眺めてみると、有名な作品を実は読んでいないなんてのがかなりあったりして、どうにもこうにも変なリストなんだが。例えば、アシモフのファウンデーションシリーズが未だに未読だったりする。いや、持ってはいるんですよ、持っては。つーか、映画化するってんでこないだ買

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その1 非英語圏強襲(1〜4) - 万来堂日記3rd(仮)
  • ピエール・クリスタン『着飾った捕食家たち』 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう

    Amazonに登録なし?) ぼくら動物の未来を受け継ぐのはきみだ、きみこそふさわしい(377ページ) フランスのSF、という珍しさにひかれて、サンリオSF文庫に入ってるやつをちまちま集めてきた。とりあえず今まで読んだやつはどれもなかなかいいだったが(『この狂乱するサーカス』は読んでる途中はいまいちだったけど、あれ読んだのは私自身の体調がよくないときだったので、いまいちなのはではなく読者だったかもしれない)、ここへきてとうとう大当たりを引き当てた。それがこれ。 内容は人類文化の崩壊から再生に至るまでの未来史を描いた連作短篇集で。大学講師の視点を通して末期的な都市の状況を描く「その日もまた、86511人が悪性アノミーの餌となった」、崩壊が確定的となった世界での一家族の破滅を描く「そして、円かなる一家団欒の夕餉に……」、わずかに生き残った閉鎖的な施設に、外の世界から二人の男がやってくる「

    ピエール・クリスタン『着飾った捕食家たち』 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう