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歴史に関するinunohibiのブックマーク (245)

  • 「関東大震災と中国人虐殺事件」 公文書管理のずさんさ変わらず|好書好日

    東大震災が起きた1923(大正12)年9月1日。その翌日に戒厳令が布告された。数千人といわれる朝鮮人や、社会主義者、労働運動家らが、軍隊、警察、自警団などに殺された。そして、あまり知られていないが、数百人の中国人も東京府南葛飾郡大島(おおじま)町(現・江東区)で殺されている。 3月9日に96歳で亡くなった今井清一氏の『関東大震災と中国人虐殺事件』はこの問題にしぼり、様々な史料や先行研究を踏まえ、多角的に考えた。日の植民地支配下にあった朝鮮人と違い、中国人殺害は外交問題になるため、「政府中枢が中国政府や日国内の諸勢力の動きにも配慮しながら」「徹底的に隠蔽(いんぺい)」したという。 『昭和史』(共著)などで知られる歴史学者は、自らの編著『日の百年 震災にゆらぐ』で取り組んだテーマを、60年近く追い続けた。6章のうち、2章を新たに書き下ろした書の「あとがき」には、こう書いている。 「公

    「関東大震災と中国人虐殺事件」 公文書管理のずさんさ変わらず|好書好日
    inunohibi
    inunohibi 2020/06/29
    "日本の植民地支配下にあった朝鮮人と違い、中国人殺害は外交問題になるため、「政府中枢が中国政府や日本国内の諸勢力の動きにも配慮しながら」「徹底的に隠蔽(いんぺい)」したという。"
  • ベルギー首相が混血児の処遇について謝罪

    2019/04/06/Sat 4月4日、ベルギーのミッシェル首相は、下院会議において、植民地期のブルンジ、コンゴ、ルワンダにおける、異人種間結婚から生まれた子供に対する政策について謝罪した。植民地期には、ベルギー人の父親と「土着」の母親との間に1.4~2万人の混血児が生まれたが、独立前後の1959~62年にそのうち約千人が母親のみならず兄弟とも離されてベルギーに連れてこられたという。5日付ルモンド紙が引用する首相演説によれば、こうした子供たちは「ベルギー各地の孤児院や寄宿学校にばらまかれた。彼らは名前や生年月日を変えられ、アイデンティティを喪失した」という。下院総会には、数十人の当事者(親から引き離された子供たち)が招かれ、傍聴した。 ベルギー統治下のアフリカ諸国ではカトリック教会の影響が強く、植民地当局も異人種間結婚に否定的だった。混血児は「メティス」と呼ばれ、人種間分離を基とする植

  • ベルギー 初めて謝罪/アフリカ植民地から子ども拉致/首相「基本的人権を侵害」

    被害者支援を約束 ベルギーのミシェル首相は4日、かつて同国が支配していたアフリカの植民地でベルギー人男性と現地人女性との間に生まれた子どもを強制的にベルギーに連れ帰ったことについて、人権侵害だったと認め、国を代表して謝罪しました。この問題をめぐってベルギーが公式に謝罪したのは初めてです。(島田峰隆) 現在のコンゴ民主共和国とルワンダ、ブルンジにあたる地域を植民地支配していたベルギーは、人種隔離政策をとり、現地で人種の異なる人同士が結婚することを法律で禁止しました。しかし植民地にいたベルギー人男性が現地人女性と結婚する例は多く、子どもも生まれました。ベルギー当局は、こうした子どもを1959~62年に拉致・強制連行し、ベルギー国内のカトリック教会が運営する施設へ収容しました。 被害にあった子どもは1万~2万人と見積もられます。ベルギー人の父親の中には子どもを認知しない人もおり、無国籍になった子

  • 黒人暴行死引き金 ベルギー「自省」再燃 コンゴ支配、象徴撤去に賛否 | 毎日新聞

    米国の白人警官による黒人男性の暴行死事件を受けた抗議活動が各地に広がる中、ベルギーではかつての植民地主義を想起させる元国王の記念碑の撤去をめぐる議論が再燃している。近代史上まれに見る暴虐な搾取が繰り広げられたベルギーの旧植民地コンゴ民主共和国は、今月30日に独立60年を迎える。 焼かれて赤い塗料を吹き付けられた像がクレーンでつり上げられてゆく。今月9日、ベルギー北部アントワープ。屋外で放火された元国王レオポルド2世(在位1865~1909年)の像を市が撤去する様子が、世界各地で報じられた。 米国黒人男性暴行死事件を受けた人種差別抗議デモが広がった5月末以降、ベルギー各地でレオポルド2世の像が相次いで破損されている。「植民地主義と人種差別の象徴」として、元国王像撤去を求めるオンライン署名が始まり、複数の大学が学生の要望などを受け構内の元国王像を撤去した。

    黒人暴行死引き金 ベルギー「自省」再燃 コンゴ支配、象徴撤去に賛否 | 毎日新聞
  • 『徳川秀忠』『「関ケ原」の決算書』 研究・マスコミ両立 最期まで現役 朝日新聞書評から|好書好日

    徳川秀忠/「関ケ原」の決算書 [著]山博文 この2冊は、今年3月に急逝した著者の遺著である。『「関ケ原」の決算書』の校正終了直後に没したという。 学者はマスコミへの露出が増えて名前が売れると、業が疎(おろそ)かになりを粗製乱造しがちである。著者の活動には批判もあったが、メディア活動と研究活動を両立させた希有な歴史学者だった。 『徳川秀忠』は初代徳川家康と三代家光の間に挟まれて影の薄い江戸幕府二代将軍の評伝である。秀忠は関ケ原合戦に間に合わなかった凡庸な武将と見られてきた。 だが家康は当初長期戦を想定しており、秀忠に与えた任務も信州上田城の真田昌幸を降参させることだった。戦局の急変により家康は秀忠に急ぎ西進するよう命じるが、その使者は川の増水で秀忠のもとに着くのが遅れた。著者は、家康が秀忠の遅参を叱責(しっせき)した話は後世の創作であると指摘する。 とはいえ、天下分け目の戦いに参加でき

    『徳川秀忠』『「関ケ原」の決算書』 研究・マスコミ両立 最期まで現役 朝日新聞書評から|好書好日
    inunohibi
    inunohibi 2020/06/15
    "ただし、これらはあくまで例外で、総じて秀忠は公正で理性的な政治を行った。著者は、秀忠の軍事的能力を疑問視するが、幕府を盤石にした政治力は高く評価する。"
  • 「もう一つ上の日本史」書評 旧説・俗説の問題点 丁寧に指摘|好書好日

    もう一つ上の日史 『日書記』読書ノート・古代~近世篇、同・近代~現代篇 [著]浮世博史 一昨年刊行された百田尚樹氏の歴史随筆『日国紀』は、大ヒットの半面、事実誤認、誤解を招く記述、極端な解釈などが、評者を含め各方面から指摘された。中でも注目されたのが、現役の歴史教師である著者が「こはにわ歴史堂のブログ」で連載した『日国紀』批判で、その記事は200を超えた。書はその書籍化である。 『日国紀』の膨大な間違いを一つひとつ俎上(そじょう)に載せると細かくなりすぎてしまい、揚げ足取りと非難されがちだ。ただ『日国紀』は、一般読者が陥りやすい勘違いや、世間で流布する雑学風の「物語」を多く含んでおり、これらを訂正することは百田氏への攻撃ではなく、社会的意義を持つ教育活動である。 書は、「遣唐使の廃止によって大陸からの文化の流入が止まり、日独自の文化が生まれた」「元禄時代の荻原重秀はケイン

    「もう一つ上の日本史」書評 旧説・俗説の問題点 丁寧に指摘|好書好日
    inunohibi
    inunohibi 2020/06/08
    "本書は、「遣唐使の廃止によって大陸からの文化の流入が止まり、日本独自の文化が生まれた」「元禄時代の荻原重秀はケインズを200年以上も先取りしていた」といった旧説・俗説の問題点を丁寧に指摘している。"
  • 中島敦の朝鮮と南洋 - 岩波書店

  • トップページ | 読書人WEB

    なぜ、を読むのか? Why do we need to read books なぜ、を読むのか?書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれたの中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の

  • Amazon.co.jp: 台湾 四百年の歴史と展望 (中公新書): 伊藤潔: Digital Ebook Purchas

    Amazon.co.jp: 台湾 四百年の歴史と展望 (中公新書): 伊藤潔: Digital Ebook Purchas
  • 「椿井文書」書評 求められる歴史 次々に「証明」|好書好日

    椿井文書(つばいもんじょ) 日最大級の偽文書 [著]馬部隆弘 架空の作成者や虚偽の作成年代を意図的に記した文書を偽文書(ぎもんじょ)という。中世から現代まで、日では無数の偽文書が作成された。しかし、そのほとんどは、専門の歴史学者なら一目で偽物と見破れる稚拙な代物だ。 ところが、19世紀前半に椿井政隆が偽作した古代中世の文書・由緒書・系図・絵図(以下、「椿井文書」と総称)には多くの専門家がだまされた。著者によれば、30以上の自治体史が椿井文書を肯定的に引用しているという。なぜか。 筆跡を使い分けるなど、椿井政隆の偽作のテクニックは確かに巧妙だ。だが、だまされた最大の要因は椿井文書の規模だ。 椿井文書は主要なものだけで200点、しかもそれらが滋賀・京都・奈良・大阪などに広く散らばっている。Aという史料の内容が、遠く離れた地域にあるBという史料のそれと一致すれば、つい信じてしまう。椿井文書の

    「椿井文書」書評 求められる歴史 次々に「証明」|好書好日
    inunohibi
    inunohibi 2020/05/26
    「奇書の世界史」でも取り上げていましたね…。
  • 「斎藤氏四代」書評 道三はいつ「マムシ」になったか|好書好日

    斎藤氏四代 人天を守護し、仏想を伝えず (ミネルヴァ日評伝選) 著者:木下聡 出版社:ミネルヴァ書房 ジャンル:伝記 斎藤氏四代 人天を守護し、仏想を伝えず [著]木下聡 戦国大名斎藤道三(どうさん)。非常に有名な人物だが、その実像は意外に知られていない。かつては油売りから美濃一国の主にまで登りつめたと考えられてきたが、「六角承禎条書(ろっかくしょうていじょうしょ)」という史料の発見によって親子二代の国盗りであることが明らかにされた。すなわち、京都から美濃に流れてきて土岐氏に仕えたのは、道三の父である長井新左衛門尉(しんさえもんのじょう)だったのだ。現在放送中の「麒麟(きりん)がくる」も、この見解に沿っている。 書は新左衛門尉・道三・義龍(よしたつ)・龍興(たつおき)の斎藤氏四代の歴史をまとめた評伝である。最新の研究成果を踏まえつつ、著者独自の新知見も随所に織り込んでおり、現時点で最も

    「斎藤氏四代」書評 道三はいつ「マムシ」になったか|好書好日
    inunohibi
    inunohibi 2020/04/26
    "義龍の実父が土岐頼芸である(頼芸の愛妾を道三がもらい受けた)という説は江戸中期以降に創作されたという。道三の「マムシ」という異名に至っては、坂口安吾の『信長』が初見というから驚かされる。"
  • 「チョコレート」本でひもとく 「神の食物」大衆化の裏側で 渡辺龍也・東京経済大学教授|好書好日

    胸ときめくバレンタインデーまであと少し。この日を飾るチョコレートの軌跡を追うと、光と影が織りなす社会史が見えてきます。「チョコレートの歴史」は、米国の人類学者夫が研究者魂とチョコ愛を込めて書き上げた不朽の書です。チョコレートの主原料カカオは「神々のべ物」という学名が示すように、マヤ、アステカ文明では神々に捧げられ、その豆は貨幣としても使われました。 産業革命で量産 当時のし方は、発酵、乾燥、焙煎(ばいせん)した豆をすりつぶし、水に溶いて飲むというものでしたが、征服者のスペイン人が砂糖を加え湯に溶かす形にして(ココアの原型)ヨーロッパに伝えました。初めは王侯貴族の飲み物でしたが、産業革命時に板チョコが考案、量産されて、19世紀半ばには一般庶民も口にできるものになりました。その庶民に売り込もうと考え出されたのが、バレンタインデーの贈り物にすることだったのです。 19世紀当時のチョコレート

    「チョコレート」本でひもとく 「神の食物」大衆化の裏側で 渡辺龍也・東京経済大学教授|好書好日
  • 「この人たちが死んでくれればどうにかなる」日本国民が信じたロジックが「特攻隊」の背中を押したあの時代 | 文春オンライン

    『特攻隊員の現実(リアル)』(一ノ瀬俊也 著)講談社現代新書 「80年前の戦争だから、評価も研究も一段落しているというわけでは決してありません。私の研究の根底にあるのは、果たして史料を読み解く努力は十分になされているだろうか、という問いです。特に特攻隊ということになると、世間的には手放しの賛美だったり全否定だったりともっぱら両極端な見方で終わってしまう。一方、アカデミズムでも思考停止の状態が続いていました。史料に心底向き合っていない現状は、悲しく寂しいものだと思ってきました」 いまさらなにを、か。よくぞやってくれた、か――軍事史を研究している一ノ瀬俊也さんの新著を一体どう受け止めればいいだろう。毀誉褒貶、悲喜交々。あの戦争から随分経った今でさえ、日人の心と記憶から引きはがせない特攻隊の真実を追った一冊だ。 「特攻隊は、当時の指導層が唱えていた一撃講和論の手段のひとつとして計画されたのでは

    「この人たちが死んでくれればどうにかなる」日本国民が信じたロジックが「特攻隊」の背中を押したあの時代 | 文春オンライン
  • Amazon.co.jp: 論争731部隊 増補版: 松村高夫: 本

    Amazon.co.jp: 論争731部隊 増補版: 松村高夫: 本
    inunohibi
    inunohibi 2020/02/07
    増補版。
  • 12月の戦争関連番組(その2) - Apeman’s diary

    続いて実際に見た番組について。 -読売テレビ 2019年12月8日(日) 25:05 NNN ドキュメント '19「つぐない BC級戦犯の遺言」 今年は日軍の加害をテーマにした番組がほとんどありませんでしたが、この番組もまたBC級戦犯の“受難”、特に死刑になった戦犯とアメリカの方針転換により減刑された戦犯との対照的な運命が主題となっていました。殺された捕虜や裁いた側の視点からBC級戦犯裁判をとりあげた番組って、ほんとうにつくられませんね。 さて命拾いした戦犯の例としてとりあげられていたのが、西部軍事件の冬至大尉です(写真は番組に登場した遺族)。 西部軍事件は『法廷の星条旗』でも検討の対象とされていましたが、同書を出した横浜弁護士会BC級戦犯横浜裁判調査研究特別委員会の委員長だった間部弁護士も同事件の死刑判決の減刑についてコメントしていました。 -読売テレビ 2019年12月8日(日) 2

    12月の戦争関連番組(その2) - Apeman’s diary
    inunohibi
    inunohibi 2020/02/05
    NNN ドキュメント '19「バヤルタイ~モンゴル抑留72年越しのさようなら~」
  • (社説余滴)柳宗悦の思いを継ぐ 中野晃:朝日新聞デジタル

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    (社説余滴)柳宗悦の思いを継ぐ 中野晃:朝日新聞デジタル
    inunohibi
    inunohibi 2020/01/26
    ”「あの時書類を焼かなければ、自分を含めて大勢の人が戦犯になっていた」と漏らしたという。”
  • 明智光秀は教養豊かな常識人? それとも野心家?(呉座勇一・国際日本文化研究センター助教)|好書好日

    来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で、主役の明智光秀を演じる長谷川博己(中央)。脚は池端俊策のオリジナル。1月19日から放送予定(NHK提供) 来年のNHK大河ドラマの主人公は明智光秀である。「能寺の変で織田信長を討った男」である光秀の名を知らない人はいないだろう。しかし、信長の抜擢(ばってき)によって一国一城の主(あるじ)にまでなった光秀が、大恩があるはずの主君信長に対して謀反を起こした理由はいまだに判然としない。そのため、歴史学者のみならず、作家や歴史ファンなど多くの人々が光秀の動機をめぐって無数の説を提起してきた。その中には、光秀に信長殺害を命じた「黒幕」、あるいは光秀に協力した共犯者がいた、といった荒唐無稽な珍説も散見される。 今も論争が続く けれども実のところ、よく分かっていないのは、光秀の動機だけではない。光秀の人物像もはっきりしないのだ。光秀の経歴や性格に関する論争は今

    明智光秀は教養豊かな常識人? それとも野心家?(呉座勇一・国際日本文化研究センター助教)|好書好日
    inunohibi
    inunohibi 2019/12/18
    来年の大河ドラマ主人公。
  • Amazon.co.jp: ある朝鮮総督府警察官僚の回想: 坪井幸生: 本

    Amazon.co.jp: ある朝鮮総督府警察官僚の回想: 坪井幸生: 本
  • Amazon.co.jp: 日本帝国と大韓民国に仕えた官僚の回想 (ちくま文庫 い 86-1): 任文桓: 本

    Amazon.co.jp: 日本帝国と大韓民国に仕えた官僚の回想 (ちくま文庫 い 86-1): 任文桓: 本
    inunohibi
    inunohibi 2019/12/07
    これは気になる。朝鮮総督府の官吏だった朝鮮人の回想録。内容が面白いかどうかではなく、一次資料として貴重。
  • 「帝国に生きた少女たち」書評 敗戦で気づいた朝鮮の「苦悩」|好書好日

    植民者2世の少女たちの目に植民地朝鮮はどのように映っていたのか。敗戦から引揚げ後を生きるなかで、内面化した植民地主義をどのように自覚し、克服していくのか。アンケート、イン… 帝国に生きた少女たち 京城第一公立高等女学校生の植民地経験 [著]広瀬玲子 日統治下の朝鮮・京城(現ソウル)に日人のための高等女学校があった。卒業生へのインタビューを基に書かれた書は、生徒から見た植民地朝鮮の景色を伝える。「オモニ」と呼んで個人名も聞かずに接していた家の使用人、彼らが正月前に起こした「代よこせ」ストライキ。それでも植民者としての意識は薄く「ここは日」と思いながら不自由なく育った少女たち。多くは敗戦によって初めて、朝鮮の人びとが抱えていた苦悩に気づいた。 戦後、植民地経験への向き合い方は人それぞれだが、葛藤を続けるタイプとして挙げられる児童文学者、堀内純子の視点は重要なものに思える。「日のした

    「帝国に生きた少女たち」書評 敗戦で気づいた朝鮮の「苦悩」|好書好日