AM 7:00 12月下旬 激動だった2021年も残すところあと僅か。 そんな寒風吹きすさぶこの時期に、自分の脳裏に思い浮かんだ「焼き芋を焼く」。 アルミホイルで包んだ芋を火の中に放り込みたい。 ねっちょり黄金色のサツマイモを無限に食べたい。 別に、焼き芋を食べるだけならキャンプ場くんだりまで出向く必要もないだろう。 焼き芋欲しけりゃドンキで買える。 本音を言えば、僕は焼き芋そのものより「焚火で落ち着く時間」が欲しかったのだ。 師走の季節。誰もが奔走している。 フリーランスの自分もありがたいことに今月は仕事量も多かった。忙しかった。いつも以上に慌ただしく過ごすことができた。 だが我々は、師走という言葉を盾に、忙しくすることを“是”として肯定しすぎてはいないだろうか。 忙しいとは本来、生物にとってマイナスな状態のはずだ。 忙しいのは美点でもあるが、同時に、大事な何かを失っているんじゃ? 時間