取付金具について ここでは緩降機の取付金具について紹介します。 ところで、取付金具自体は緩降機本体とは法令上の扱いが異なり、国家検定の対象にはなりません。常時取付け具に固定されて使用する固定式でも、使用時に取付け具に取付られて使用する可搬式でも、取付金具それ自体は、国家検定の対象ではありません。建物の形が全て同じでは無いように、取付場所の状況も全て同じでは無いからです。ではどのようにして安全性を確保しているのかという話になります。取付金具の材質や施工方法等については総務省消防庁告示で規定されています。これに準拠して製造された取付金具は一般に次の手順で施工されます。 まず、緩降機の設置が決定したら、現場の状況を確認し、取付金具の選択や施工方法の打ち合わせを行います。次に、工事に着手する日の10日前までに着工届を所轄の消防機関に甲種第5類消防設備士の名前で提出する義務があります。工事完成後4日